内閣広報室「試行」アカウントが活動続行 「『中の人』をより明確に」...デフォルメされたアイコンにも注目

   「内閣広報室試行アカウント」が2026年6月1日、試行期間の終了を報告した。翌2日には「内閣広報官(色々投稿試し中)」と名称を改め、活動の続行を明かした。

  • 首相会見で司会を務める内閣広報官の佐伯耕三氏。「内閣広報官」アカウントの「中の人」だ
    首相会見で司会を務める内閣広報官の佐伯耕三氏。「内閣広報官」アカウントの「中の人」だ
  • 「内閣広報官」アカウントのアイコン。「実物」との比較が話題だ
    「内閣広報官」アカウントのアイコン。「実物」との比較が話題だ
  • 首相会見で司会を務める内閣広報官の佐伯耕三氏。「内閣広報官」アカウントの「中の人」だ
  • 「内閣広報官」アカウントのアイコン。「実物」との比較が話題だ

「総理の近くから見る総理の姿」、「より柔軟にタイムリーに発信」

   内閣広報室試行アカウントは5月1日、「首相官邸公式アカウントに加え、内閣広報官が総理の近くから見る総理の姿などを、より柔軟にタイムリーに発信するため」として、5月1日から6月1日の1か月間、「試行的に開設」したアカウントだ。

   「中の人」にあたるのは、安倍政権時代に秘書官を務め、最近は首相会見の司会などを務めている佐伯耕三氏だ。

   試行中の1か月間は、高市早苗首相の外遊の様子や日常のエピソードなどを精力的に発信。報道機関が立ち入ることのできない場所で撮影した写真を公開するなど、首相に近い立場である広報官ならではの情報発信が注目を集めたほか、政府をめぐる報道に反応したりもしてきた。

「人気絶頂の中での引退となるのか。いや、そうはさせられない」

   6月1日の投稿では、「本日で試行期間は終了となります。この間、様々な試行的な投稿にお付き合いいただき、ありがとうございました」と終了を報告した。

   自民党の鈴木貴子広報本部長は、【内閣広報室試行アカウント終焉か!?】とした上で、「人気絶頂の中での引退となるのか。いや、そうはさせられない。アンコール! アンコール!!」と続行を熱望していた。

   こうした中、首相官邸は2日朝、「内閣広報室試行アカウントは、本日から、内閣広報官アカウントに名称を変更し、引き続き、色々な投稿を試していきます。よろしくお願いします!」と投稿した。

「『中の人』をより明確にするため、アカウント名を変更」

   内閣広報室も同日、「試行アカウント」としていたアカウント名を「内閣広報官(色々投稿試し中)」と改め、活動続行を報告した。

   「『中の人』をより明確にするため、アカウント名を変更しました」と説明。試行期間中は首相官邸の遠景が設定されていたアイコンも、可愛らしくデフォルメされた佐伯氏のイラストに変更されている。

   「今後も、内閣広報官が総理の近くから見る総理の姿などを、色々な投稿を試しながら、より柔軟にタイムリーに発信を行ってまいります。よろしくお願いします!」としている。

   投稿には「公式バッジ申請中」のハッシュタグを添え、イーロン・マスク氏へのリプライをつけている。

フォロワー10万人に「様々な反響をいただいたものと承知」

   なお、1日午前に行われた木原稔内閣官房長官による記者会見では、記者から同アカウントについて「現在フォロワー10万人程度となっているが、官邸としてこの1か月の発信の効果をどう評価しているか。試行期間を超え、今後アカウントの運用を続ける考えがあるか」との質問が飛んだ。

   木原氏は、同アカウントについて「幅広く国民の皆様に内閣の重要政策を発信することを目的とした『首相官邸公式アカウント』に対して、総理の身近で働く内閣広報官の立場から、より柔軟に、そしてタイムリーな発信をすることを目的に、試行的に運用をしてきたもの」と説明。

   「今日で1か月になるわけだが、これまでにない色々な試みを行ってきたところであり、フォロワーが10万人を超えるなど様々な反響をいただいたものと承知している」とした。

   今後については、「明日以降の取り扱いについては、本試行の結果をよく踏まえた上で対応する。いずれにしても、引き続き内閣の情報政策に関して効果的な広報に取り組んでいく」と話していた。

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