「青信号を辛抱強く待つ」「警官がちゃんと群衆を管理」 チュニジア戦勝利後の渋谷、一部迷惑行為も世界から賞賛

   サッカーW杯のチュニジア戦で日本が完勝すると、東京・渋谷のスクランブル交差点では、人々がハイタッチを交わすなどお祭り騒ぎになった。

   物を投げるなど一部で迷惑行為もあった模様だ。しかし、海外のメディアなどからは、ゴミ拾い同様に礼儀正しかった、などと賞賛の声も相次いでいる。

  • 交差点に集まった若者ら(写真:長田洋平/アフロスポーツ)
    交差点に集まった若者ら(写真:長田洋平/アフロスポーツ)
  • 喜びを爆発させた(写真:つのだよしお/アフロ)
    喜びを爆発させた(写真:つのだよしお/アフロ)
  • 交差点に集まった若者ら(写真:長田洋平/アフロスポーツ)
  • 喜びを爆発させた(写真:つのだよしお/アフロ)

ペットボトルを投げるなど一部で迷惑行為はあったが...

   横断歩道の信号が青に変わると、サムライブルーのユニフォームを着た若者らが、手を突き上げ、交差点の中央へ駆け込んで行く。

   互いにハイタッチを交わし、躍り上がって、日本の勝利を喜んでいる。太鼓がどこからか聞こえ、「ニッポン! ニッポン!」コールが沸き起こる。一緒に興奮する外国人の姿も、ちらほら見られた。それらをスマホで撮影する人も多く、みるみるうちに、中央付近は大混雑となった。

   多数の警察官が黄色い規制ロープを張って、横断歩道から出るのを必死で阻止している。

「速やかに、その場所から移動しなさい! 歩行者、ドライバーの皆さんが迷惑をしている」

   お馴染みDJポリスがパトカーの上から、拡声器でこう声を張り上げる。中には、群衆の中で肩車をする危険な行為もあり、DJポリスも、「今すぐ降りて下さい!」と声を振り絞っていた。

   青信号が点滅し、警察が笛を鳴らすと、若者らは、次々に歩道に戻って行く。歩道からは、「戻れ! 戻れ!」と声もかかる。赤信号でも、一部が残っていたが、警察の誘導には従っている。その直後から、交差点内を車が次々に走っていた。

   チュニジア戦が2026年6月21日の昼過ぎに終わると、ネット上では、こんな様子を撮った動画が次々に投稿された。

   報道によると、渋谷のスクランブル交差点では、日本の勝利後、1時間30分ぐらいにわたって、若者らの騒ぎが続いた。中には、ペットボトルを投げたり、水をまいたりする迷惑行為が見られたといい、そのたびにDJポリスらが大声で注意していた。

蘭サッカーメディア「世界へのお手本、彼らはまたそれをやってくれた...」

   交差点の様子を撮ったこれらの動画がネット上で拡散し、若者らの振る舞いについて、意見が交わされている。

   中央付近で騒いでいる行為については、厳しい指摘も多い。「本当のサッカーファンなんだろうか?」「単に馬鹿騒ぎしたい連中が集ってるだけだろ」「もっと毅然とした態度で取り締まったらよい」などと書き込まれた。

   一方、時には暴動も起きる海外からは、動画の光景に驚く声が相次いだ。

「赤信号でちゃんと止まって待ってる」「間違いなく世界で最も礼儀正しいファンだ」「警官がちゃんと群衆を管理して秩序立ってる」

   中には、スタジアムでゴミ拾いに精を出す日本サポーターらの姿に重ね合わせてみる向きもあった。

   欧米などのメディアも、渋谷で見られたお祭り騒ぎに注目していた。

   オランダのサッカーメディア「433」は、インスタグラムで動画を投稿し、こう紹介した。

「世界へのお手本、彼らはまたそれをやってくれた...。東京で有名な渋谷の交差点で、日本のファンがチュニジアに4-0で勝利を祝った。彼らは、信号が青になるのを辛抱強く待ち、横断歩道で40秒お祝いし、歩道に戻った。彼らは、またもや交通ルールを破らなかった」

   スクランブル交差点に近い渋谷センター商店街振興組合では6月22日、勝利後の騒ぎについて、「商店街では、特に被害はありませんでした」とJ-CASTニュースの取材に話した。また、渋谷道玄坂商店街振興組合でも、「ワールドカップ後の朝だからといって、特にゴミが多かったことはなかったです」と話している。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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