小泉防衛相は「残念」と批判、国民・玉木代表は「逆効果」と懸念 高市首相への「ヤジ」に与野党議員が苦言

   高市早苗首相が2026年6月23日、沖縄県糸満市の平和記念公園で営まれた沖縄全戦没者追悼式であいさつした際、「9条を守れ!」「24万人に謝れ!」などのヤジが飛んだことを巡り、小泉進次郎防衛相や国民民主党・玉木雄一郎代表などが同日にXで苦言を呈した。

  • 小泉進次郎防衛相(2017年撮影)
    小泉進次郎防衛相(2017年撮影)
  • 内閣広報官の公式Xアカウント(@PressSec_JP)より
    内閣広報官の公式Xアカウント(@PressSec_JP)より
  • 小泉進次郎防衛相(2017年撮影)
  • 内閣広報官の公式Xアカウント(@PressSec_JP)より

小泉防衛相「共感を広げたのがどちらだったかは明らか」

   高市氏があいさつを始める前から、「戦争反対!」「9条を守れ!」などのヤジが飛び交っていた。高市氏がそのままスピーチを開始しても、「戦争やめろ!」「ミサイルを持って出ていけ!」などのヤジが響き渡っていた。

   高市氏は追悼式後、ヤジに対する受け止めを記者から問われ、「私自身が喋っておりますので、その声自体がはっきりと何を仰っているのか聞こえたわけではない」と答えた。

   その上で、ヤジの内容を記者から聞いた高市首相は、「閣僚も内閣総理大臣も国会議員も憲法遵守義務を負っております」「いま日本は戦争をやっておりません。平和国家としての歩みを戦後ずっと続けてきたというのが日本国の誇りでございます」などと答えていた。

   この件に対し、玉木氏は同日にXを通じて、「高市総理の挨拶にヤジが飛んでいました。いろんな思いがあるのは分かりますが、追悼の挨拶の時くらい、静謐な環境の下、皆で戦没者を悼むことができないものでしょうか」と苦言を呈した。

   玉木氏は続けて、「挨拶を妨害するような形で政治スローガンを叫んでも、かえって『平和運動』への違和感を生み出し、逆効果になることを懸念します」とも指摘した。

   小泉氏も同日にXで、追悼式に参加した学生たちを振り返り、「次世代に平和な世の中を引き渡していく。これからも平和でありますように...」としつつも、「その願いは皆同じはずなのに、挨拶中の高市総理に対するヤジは残念なものでした」と言及。次のように続けた。

「静かな祈りを捧げる場を抗議活動に使う大人と、曽祖母の戦争体験を平和メッセージとして心を込めて静かに強く披露した中学生。共感を広げたのがどちらだったかは明らかでした」

   中道改革連合の伊佐進一衆院議員も同日にXで言及。「これは、ホントひどい」とコメントした上で、「伊佐という名前は、沖縄の名前。名護にルーツがあります。犠牲になられた御霊の前で、立場を超えて心静かに祈れないんでしょうか。右も左も、最近タガが外れてきている」と記した。

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