大阪中之島美術館(大阪市北区)で開催される展覧会『フェルメール真珠の耳飾りの少女展』のウェブサイトで2026年6月30日、チケット販売方法の変更が発表された。「個別のご要望にお応えすることは難しい状況でございます」同展覧会は、8月21日から9月27日までの約1か月間にわたって開催される予定の美術展だ。オランダの画家、ヨハネス・フェルメールの代表作「真珠の耳飾りの少女」をはじめ、「ディアナとニンフたち」を公開する予定だ。展覧会のタイトルにもなっている「真珠の耳飾りの少女」は、所蔵するマウリッツハイス美術館が今後貸し出しを制限する方針であることから、日本で鑑賞できる最後の機会になるとも言われている。展覧会の公式サイトは30日、「チケット販売方法の変更につきまして」とのお知らせを公開した。6月15日よりJR西日本が提供する北陸・せとうち・山陰エリアで利用できる観光ナビサービス「tabiwa」でのチケット販売を行ったが、アクセス集中によるシステムの不具合が発生し、トラブルとなっていた。発表では、「アクセス集中による不安定なシステム稼働により、大変ご利用いただきにくい状況が発生し、多くのお客様にご不便とご迷惑をおかけしましたことを、改めて心よりお詫び申し上げます」と謝罪した上で、「誠に恐縮ではございますが、tabiwa先行販売におきましてご購入いただけなかった皆さまをシステム上把握することができないため、個別のご要望にお応えすることは難しい状況でございます」と説明。tabiwaでのシステム不具合を受け「販売方法や購入機会の公平性、転売へのご懸念」といった意見が届いているとし、今後のチケット販売方法を変更するとした。全期間通し「tabiwa」先着販売は中止、「チケットぴあ」での抽選販売に今後予定していたtabiwaでの先着販売を取りやめ、全会期分の通常券を日時指定制としたうえで7月14日から21日までの約1週間、「チケットぴあ」にて抽選販売を受け付ける。同時にリセールサービスも実施する。美術館での当日券販売は行わず、状況に応じてチケットぴあでの追加販売を実施するが、いずれも抽選販売となるという。「障がい者手帳をお持ちのお客様への割引制度」についても、「本制度を必要とされる多くのお客様にご利用いただくため、会期中お一人様1回までのご利用とさせていただきます」とした。また、学校団体の受付は7月6日で終了する。SNSでは、報告を見た人からの「tabiwa販売分をキャンセルし、公平にするべきではないか」など不満の声が上がった。すでに転売出品されているチケットも少なくないことから、「転売対策はどうなっているのか」などとする声も聞かれた。
記事に戻る