女子プロレスラー・ジャガー横田さんの夫で医師の木下博勝氏が2026年7月2日、俳優・佐藤二朗さんをめぐる文春報道を受け、Xで思いをつづった。「事実とは異なる内容や、一方の見解を中心として構成されている」佐藤さんをめぐっては、週刊文春が1日に「佐藤二朗(57)が橋本愛(30)に"問題行為"を起こしていたフジテレビ調査では『深刻なハラスメント』認定《『夫婦別姓刑事』で共演》」と題した記事を公開した。記事では、フジテレビ系のドラマで共演した際、佐藤さんが橋本さんの「キャリアを全否定する発言」を行ったなどとしていた。一方、佐藤さんは自身のXで「さすがに、さすがにもうこれ以上は我慢できません」と疑惑を否定。再三に渡って降板を申し入れていたと明かし、「数々の『ほんとうのこと』が、明らかになる日が来ることを、切に祈ります」としていた。佐藤さんが所属する芸能事務所フロム・ファーストプロダクションも2日、公式サイトを通じて「当該記事には、事実とは異なる内容や、一方の見解を中心として構成されている部分が多々含まれており、弊社としては、その内容を到底受け入れることはできません」との声明を公開。「記事で示されているようなハラスメントに該当する事実は確認されておらず、そのような評価は適切ではない」としている。「私自身も、週刊誌報道によって深く傷ついた経験があります」こうした中、木下氏はXを更新し、「真実は、当事者でなければ分からない部分があります。ですから私は、今回の件について誰が正しい、誰が悪いと断定するつもりはありません」と前置きしつつ、「ただ、ひとつだけ強く思うことがあります」と切り出した。「週刊誌に一度書かれると、世の中ではそれが『事実』のように受け止められてしまう。本人がどれだけ説明しても、どれだけ違うと訴えても、最初についた印象を覆すことは本当に難しい」そう考える理由について、「私自身も、週刊誌報道によって深く傷ついた経験があります。仕事、人間関係、家族、信用。一つの記事が、人の人生にどれほど大きな影響を与えるかを、私は身をもって知っています」と説明した。木下氏をめぐっては、文春オンラインが19年12月にパワハラ・セクハラ疑惑を報じる記事を4本にわたって掲載。身に覚えがなかったという木下氏が反論すると、一方的な取材を続けられ、心身ともに追い詰められてしまったという。木下氏はその後、記事で名誉を傷つけられたとして、損害賠償を求めて提訴。2年半にわたる裁判を経て、22年6月の1審判決で名誉毀損の成立が認められた。しかし、賠償金は当初請求していた1100万円ではなく、110万円だった。また、文春側に謝罪広告を出すことを求めた点については、認められなかったという。KKベストセラーズのwebメディア「BESTTiMES」による過去のインタビュー記事では、「私は勝訴して賠償金を得ることができましたが、たったの110万円でした。お金と時間を使って、精神をすり減らしてこれだけです」と語っていた。「報道によって傷ついた人の声も、もっと大切にされるべき」こうした背景から、木下氏は「もちろん、報道の自由は大切です。権力を監視し、社会に必要な事実を伝える役割もあります」としつつ、「しかし同時に、報道される側にも人生があります。名誉があります。家族があります。そして、心があります」と主張。「人の尊厳を傷つける可能性がある報道であればあるほど、慎重な取材、十分な確認、反論の機会、そして公平な視点が必要だと思います」とした。佐藤さんをめぐる問題についても、「今回の件も、感情的な断罪ではなく、事実が丁寧に明らかにされることを願っています」とコメント。「誰かを一方的に叩く社会ではなく、事実を見極めようとする社会であってほしい。そして、報道によって傷ついた人の声も、もっと大切にされるべきだと思います」とつづった。
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