「私自身も、週刊誌報道によって深く傷ついた経験があります」
こうした中、木下氏はXを更新し、「真実は、当事者でなければ分からない部分があります。ですから私は、今回の件について誰が正しい、誰が悪いと断定するつもりはありません」と前置きしつつ、「ただ、ひとつだけ強く思うことがあります」と切り出した。
「週刊誌に一度書かれると、世の中ではそれが『事実』のように受け止められてしまう。本人がどれだけ説明しても、どれだけ違うと訴えても、最初についた印象を覆すことは本当に難しい」
そう考える理由について、「私自身も、週刊誌報道によって深く傷ついた経験があります。仕事、人間関係、家族、信用。一つの記事が、人の人生にどれほど大きな影響を与えるかを、私は身をもって知っています」と説明した。
木下氏をめぐっては、文春オンラインが19年12月にパワハラ・セクハラ疑惑を報じる記事を4本にわたって掲載。身に覚えがなかったという木下氏が反論すると、一方的な取材を続けられ、心身ともに追い詰められてしまったという。
木下氏はその後、記事で名誉を傷つけられたとして、損害賠償を求めて提訴。2年半にわたる裁判を経て、22年6月の1審判決で名誉毀損の成立が認められた。しかし、賠償金は当初請求していた1100万円ではなく、110万円だった。また、文春側に謝罪広告を出すことを求めた点については、認められなかったという。
KKベストセラーズのwebメディア「BEST TiMES」による過去のインタビュー記事では、「私は勝訴して賠償金を得ることができましたが、たったの110万円でした。お金と時間を使って、精神をすり減らしてこれだけです」と語っていた。