牛丼チェーンの吉野家がスマホゲーム「ドラゴンクエストウォーク」とのコラボキャンペーンを展開していることを巡り、一部店舗の従業員が景品を「仕分け」しているように見える動画がSNS上で拡散した。この動画に対し、従業員が特定の景品を転売したり、従業員の関係者に配ったりしているのではないかとの憶測も広がっている。
吉野家ホールディングスの広報部は2026年7月21日の取材に対し、「箱毎に入荷されるフィギュアを配布用の容器に移し替えていた際に、同型の手触りが連続したため、偏らないように内容を確認して移し替えていたための行為だと判明しました」と説明した。
「従業員が転売に関与している事実は確認されておりません」
吉野家と「ドラゴンクエストウォーク」のコラボキャンペーンでは、ドラクエキャラクターのオリジナルフィギュア付きのセットが販売される企画がある。第1弾の販売期間は2日~15日、第2弾は16日~22日。各店舗で1日の数量を限定して販売しており、総予定数量に達した場合も順次販売を終了するとしている。
吉野家は「転売、再販売、営利目的でのご購入はお断りいたします」と公式サイトで注意喚起している。一方、SNS上では、以前から転売を心配する声が上がっていた。またフリマサイトでも、オリジナルフィギュアを高額で出品しているケースがみられる。
こうした中、一部店舗の従業員が景品のフィギュアを「仕分け」しているように見える動画が19日ごろからSNS上で拡散した。動画では、従業員とみられる人物が銀色の袋を手に取り、中身を確かめているように見える様子が映っている。
吉野家ホールディングスの広報部は21日、J-CASTニュースの取材に対し、動画は都内の店舗で17日に撮影されたものだと説明した。
これは、箱ごとに入荷されるフィギュアを配布用の容器に移し替える作業を行う中、同じ手触りの景品が連続したため、偏りを避けようと内容を確認しながら移し替えていた行為だったという。「当該従業員に対しては、本件について注意を行うとともに、適切に指導しております」と明かした。
また、全国の店舗に対しても配布商品の適切な取り扱いについて、改めて注意喚起を実施したという。その上で、広報部は「配布商品の取り扱いについて、お客様に誤解を招く対応がございましたことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
さらに、従業員が転売に関与しているとの憶測も否定した。
「当社では、各店舗における1日の販売数量を設定するとともに、在庫数の確認など、不正行為を防止するための管理を徹底しております。あわせて確認を行いましたが、当該従業員が転売に関与している事実は確認されておりません」
今回の店舗が21日から24日まで休業していることについて、動画の拡散との関連を指摘する声がSNSで上がっていたが、広報部は「以前から予定していた店舗メンテナンスによるものであり、本件との関連はございません」としている。