高市首相側の秘書陳述書に野党反発 小沢一郎氏「誰も信じないだろう」、山添拓氏「幕引きとは到底ならない」

   高市早苗首相の事務所は2026年7月23日、中傷動画問題などをめぐる木下剛志・公設第1秘書の陳述書を衆院予算委員長に提出し、木下氏の疑惑への関与を否定した。ただ、陳述書の内容に対し、国会議員から批判の声が上がっている。

  • 高市早苗首相(2026年2月撮影)。陳述書の内容は理解を得られるか
    高市早苗首相(2026年2月撮影)。陳述書の内容は理解を得られるか
  • 中道改革連合の小川淳也代表(2026年2月撮影)
    中道改革連合の小川淳也代表(2026年2月撮影)
  • 高市早苗首相(2026年2月撮影)。陳述書の内容は理解を得られるか
  • 中道改革連合の小川淳也代表(2026年2月撮影)

「参考人として国会に」「もはや証人喚問が不可欠」

   もともと、6月22日の予算委員会で、中傷動画疑惑報道について野党から追及された際に高市氏は「陳述書を近日中に提出する」との趣旨の発言をしていた。しかし、その後約1か月にわたり、陳述書は提出されず、国民からも早急な提出を求める声がSNSを中心に噴出していた。

   そして、今回満を持して提出されたが、その内容は国会での高市氏の答弁と大差ないものとなっており、納得していない人は少なくない。実際、国会議員からも批判の声が相次いでいる。

   中道改革連合の小川淳也代表は「そもそも陳述書の提出をもって国会質問、国会答弁に代替出来るものではない」とし、「肝心の内容についても核心部分は『記憶がない』に終始し、疑惑の解明、終結にはほど遠い。いずれにしてもご当人に参考人として国会に出席いただくことが重要ではないか」というコメントを発表した。

   共産党の山添拓参院議員は「『陳述書を出すので答弁は勘弁』との答弁から1ヶ月、ようやく出された秘書の陳述書は、結局これまでの高市氏の主張をなぞるばかり」とポスト。また、「『疑惑と言われるのも心外』などと強弁した高市氏だが、むしろいっそう国会での説明が問われる。陳述書提出で幕引きとは到底ならない」と今後も追及していく姿勢を見せた。

   中道改革連合の小沢一郎前衆院議員は「高市事務所秘書の陳述書の内容が酷い。知らない、記憶がない、記録がない、声は似てるが確証が持てない...。ひたすら苦しい言い訳。誰も信じないだろう」「これで誹謗中傷もサナエトークンも逆に疑惑が深まった。高市総理はこんな陳述書を出して恥ずかしくないのか?もはや証人喚問が不可欠である」と強く批判した。

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