「戦争は、もう潮時」プーチン大統領に直言した同盟国大統領、さらに驚いた発言も

   ロシアの同盟国カザフスタンから、ウクライナへの侵攻は「もう潮時ではないか」という苦言を受けたことを2026年7月30日放送の「報道1930」(BS-TBS)がとりあげ、プーチン大統領が苦境に立たされつつある様子を紹介した。プーチン大統領の足元が揺らぎ始めたのか。

  • プーチン氏(写真は、ロシア大統領府サイトから)
    プーチン氏(写真は、ロシア大統領府サイトから)
  • ロシア国旗
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  • プーチン氏(写真は、ロシア大統領府サイトから)
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プーチン氏へ面と向かって苦言を呈した映像が流れる

   番組は25日にプーチン大統領と会談した同盟国であるカザフスタンのトカエフ大統領が「我々を含む多くの人がこの紛争の性質を完全には理解できない。この紛争を凍結すべき時がきているのかもしれない」と面と向かって苦言を呈した映像を流す。

   さらに、国民からも同じような意見が出始めていることに注目した。ロシアの独立系世論調査機関レバダセンターの6月調査では、「(ウクライナと)和平交渉に移るべき」と回答したのが64%と5月から4ポイントあがった。同センターのグドゥコフ副所長は「5月末から6月にかけて国外移住を望む人の割合がわずかに上昇し始めた。兵役に召集される可能性のある人だけでなく、戦争や現在の政策に賛同できない人々も国外に出ている。これを第4の移住の波と呼んでいる」とコメントしている。

小泉悠氏が驚いた「この戦争の性質が理解できない」発言

   東京大学先端科学技術研究センター准教授の小泉悠さんは「たぶん、こういうことを非公開の場でプーチン氏に言ったことのある政治指導者はほかにもいると思う。『もういい加減やめなさいよ』ということを旧ソ連の指導者たちがちょこちょこ言っていると思うが、トカエフ大統領はカメラが並んでいる前で言っている。トカエフという人は外交官出身で、このようなことを言うと、同盟国の大統領の顔をつぶすということがわかっているうえでやっていると思う。つまりカザフスタンとしてもいつまでも付き合いきれませんよという1個のメッセージになったと思う」と分析した。

   「重要なのは、前半部分で『この戦争の性質が理解できない』と話していることです。ロシアからすればウクライナはネオナチだからとか、大量破壊兵器を作っているとか、ウクライナはロシアの一部とかいろんなことを言ってきたが、(トカエフ大統領は)そういう説明が私には理解できないと言っていて、私はこっちの方が衝撃的だと思って聞いていた」と話す。

(ジャーナリスト 佐藤太郎)

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