ジャングリア沖縄「行きたくない」が46.7%の嫌われっぷり 満足度は高いのに残念な観光地になったワケ

ジャングリアに「沖縄らしさ」は存在するか

   料金差も無視できない。ジャングリアの1Dayチケットは大人6930円、子ども4950円。一方、同じ沖縄本島北部にある美ら海水族館は、大人2180円、高校生1440円、小中学生710円。大人料金を見れば、ジャングリアが3倍以上もするうえ、施設内での飲食費なども含めれば差はさらに広がる。

   ちなみにジャングリアでは3時間程度の滞在を想定した「ふらっとチケット」を、大人2970円、子ども1980円で、9月30日までの期間限定で販売している。しかし、体験できる対象アトラクションは1回に限られる。

   もう一つの壁は、「沖縄でなぜ恐竜なのか」が伝わりにくい点だろう。実際には絶叫系アトラクション、気球、ジップライン、ショーなどもある。それでも広告などで強く印象に残ったのは、恐竜に追われる「ダイナソー サファリ」だった。せっかく沖縄を訪れて、恐竜のアトラクションを体験したいという人がどれほどいるのか、疑問が残る。

   美ら海水族館は、ジンベエザメやナンヨウマンタが泳ぐ巨大水槽をはじめ、サンゴ礁から深海まで沖縄の海を体感できる点が大きな特徴だ。「沖縄に来たからには行っておきたい」と思わせる魅力がある。

   ジャングリアが売りにする「やんばるの森」は貴重な資源だが、多くの旅行者が期待する「沖縄らしさ」とは食い違う。沖縄県の過去の調査では、旅行の目的として「美しい海やビーチ」を挙げた人が45.8%だったのに対し、「森や川などの自然」は6.3%だった。

   過去の調査ではあるが、沖縄旅行に求められる基本的なイメージが「海」であることは現在も変わらないだろう。その「ズレ」も、ジャングリアの年間来場者数が沖縄美ら海水族館の3分の1程度にとどまった一因と考えられる。

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