熊本地震「水を届けて」の声に「自分で動ける人は、自ら取りに行って」 八代・小野泰輔市長が訴えたボトルネック

   熊本県八代市の小野泰輔市長が2026年8月1日、市に寄せられた「水がないので届けてほしい」との声に対する思いをXにつづった。

  • 地震は八代市に大きな被害をもたらした。写真は石垣が崩れた八代城の様子(写真:ロイター/アフロ)
    地震は八代市に大きな被害をもたらした。写真は石垣が崩れた八代城の様子(写真:ロイター/アフロ)
  • 小野泰輔市長のXの呼びかけ。共感の声が相次いでいる
    小野泰輔市長のXの呼びかけ。共感の声が相次いでいる
  • 地震は八代市に大きな被害をもたらした。写真は石垣が崩れた八代城の様子(写真:ロイター/アフロ)
  • 小野泰輔市長のXの呼びかけ。共感の声が相次いでいる

「問題は配送する人と車両なのです」

   28日16時27分頃、熊本県熊本地方を震源とする地震が発生した。マグニチュード(速報値)は7.1、震源の深さは約10キロで、宇城市と氷川町で震度7を観測した。

   小野氏は1日、「先ほど支援に入っていただいているある機関から、私のところへ『水がないので届けてほしい』との連絡がありましたが、自分で取りに行ってくださいと申し上げました」と報告した。

   「トヨオカ地建アリーナなど、物資拠点にはたくさん水など集まっています。問題は配送する人と車両なのです」と説明し、「自分で動ける人は、自ら取りに行っていただきたいと思います」と呼びかけた。

   「届ける対象は、自分で物資を取りに行けないお年寄りや、幼いお子さんを抱えているお母さんなどです」という。

   小野氏は「皆でやれることをやって乗り切ってまいりましょう」とし、「ご理解とご協力お願い申し上げます」とつづった。

「自己完結型で自主的に実施していただきますよう」

   今回水の配達の要請があったのは、「支援に入っていただいているある機関」だとした小野氏。個人ではなく、支援団体からの依頼だったという。

   一方、八代市では市の公式サイトでも「炊き出し支援をご検討いただいている皆様へ」とのお知らせを公開。支援団体に対し、「自己完結型」での活動を行うようアナウンスしている。

   「炊き出しを実施される場合は、実施団体において会場との調整、資機材の確保、衛生管理及び運営を含め、自己完結型で自主的に実施していただきますようお願いいたします」

   小野氏の訴えには、「それぞれに事情があるから、お互い譲り合うことも大事ですね」「支援団体は自分で動くことが当然だ」といった声が上がった。

   日本維新の会の松野明美参院議員も、「現場の大切なメッセージです」と反応。

   「自分で取りに行ける方が動くことで、本当に支援が必要な方へ物資が届きます。一人ひとりの行動が、大きな支えになります。みんなで力を合わせ、この困難を乗り越えましょう」とした。

   内閣府副大臣や復興大臣政務官などを歴任した自民党の務台俊介元衆院議員は、「支援機関であれば自律行動が必要ですね。地元の負担になる行動は控えないと。市長の返答は正しい」とつづっていた。

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