地元を束ね、中央政界へ通じる「地方のドン」は各地にいる
「地方のドン」はなにも福岡の専売特許ではない。
かつて東京都議会で小池百合子知事と対立した故・内田茂氏は、自民党東京都連の幹事長として都政と国政を結び、「都議会のドン」と呼ばれた。
茨城県議を55年務めた故・山口武平氏は、国政の有力者も無視できないほどの影響を持った「県政界のドン」、14期目・86歳の今も現役岐阜県議の猫田孝氏は「岐阜政界のドン」と報じられた。
田中角栄元首相の後援会「越山会」の県議団長だった新潟の星野伊佐夫氏(引退)、林芳正氏の国政選挙をめぐる地元政治のキーマンとされる山口の柳居俊学氏も「ドン」と呼ばれている。
このように、地方のドンとは、議会人事、予算、公共事業、候補者選びといった地元の議会を束ね、中央政界へ通じる太いパイプを併せ持つ者の異名でもある。
こうした「地方のドン」が登場するのは、どういう理由なのだろうか。