「UTYテレビ山梨報道部」の公式Xアカウントが2026年8月15日、「当社の報道内容に関するご指摘について」との声明を公開した。
「人間魚雷『回天』の元搭乗員」の証言を紹介も「名簿にない」の指摘
テレビ山梨報道部は、「現在、当社の戦争特集の取材内容につきまして、多くの方から疑問やご懸念の声をいただいております」と報告した上で、「日頃から応援してくださっている皆様、関係者の皆様にご心配をおかけし、誠に申し訳ございません」と謝罪した。
「ご指摘いただいている内容につきましては当社としても重く受け止めており、現在、事実関係を確認しております」という。
具体的な内容については明らかにしていないが、SNS上で問題となっていたのは、同社が13日に公開した「【終戦81年】『恐ろしいと思わなかったね。むしろ名誉なぐらい』若者たちが兵器になっていった夏 "海の特攻"人間魚雷『回天』元搭乗員の証言」との記事だった。
15日の終戦記念日を前に、「戦争を体験した人の証言や想いを未来に繋ぐ特集」とした公開されたもので、「人間魚雷『回天』の元搭乗員」だという男性の証言をまとめたものだ。記事では、山梨県北部在住の元搭乗員とされる男性の氏名や顔写真を公開した上で、当時の様子を伝えていた。
一方、SNSでは、この男性について「回天搭乗員だった」とする経歴に疑問を呈する指摘が上がった。当時の回天搭乗員名簿に男性の名前がないことや、男性が語った当時の出来事と照らし合わせると時系列が整合しないことなどが、その根拠として挙げられている。
テレビ山梨報道部による同記事を紹介するポストには、一時的に「報道では(男性の氏名)さんを回天の元搭乗員と紹介しています。回天搭乗員名簿には氏の名前は見当たりません」とのコミュニティノートもつけられていた。
「調査結果につきましては、事実が確認でき次第、改めましてご報告」
テレビ山梨報道部はこうした指摘を受け、「本件は、命をかけて戦われた方の証言に関わる非常に重要な事項であると認識しております」とコメント。
「そのため、一つひとつの事実に対して慎重を期して調査を進めてまいります」とした。
今後について「調査結果につきましては、事実が確認でき次第、改めましてご報告いたします。恐れ入りますが、確認までお待ちいただけますようお願い申し上げます」としている。
SNSでは、記事の公開後、指摘を受けてからの確認・調査となったことを疑問視する声も上がっている。
【当社の報道内容に関するご指摘について】
— UTYテレビ山梨報道部 (@utynews) August 15, 2026
現在、当社の戦争特集の取材内容につきまして、多くの方から疑問やご懸念の声をいただいております。 日頃から応援してくださっている皆様、関係者の皆様にご心配をおかけし、誠に申し訳ございません。…