中日・根尾昂、ファームで炎上アピールできず...這い上がれるか 「潜在能力は間違いなく高い」課題は制球力

   甲子園で激闘が連日繰り広げられている中、高校時代は世代を代表する選手として輝いた中日の根尾昂がファームでもアピールできず、背水の陣を迎えている。

  • 中日ドラゴンズ本拠地・バンテリンドーム ナゴヤ
    中日ドラゴンズ本拠地・バンテリンドーム ナゴヤ
  • 根尾昂投手。2026年のWBC日本代表の強化試合で(写真:スポーツ報知/アフロ)
    根尾昂投手。2026年のWBC日本代表の強化試合で(写真:スポーツ報知/アフロ)
  • 中日ドラゴンズ本拠地・バンテリンドーム ナゴヤ
  • 根尾昂投手。2026年のWBC日本代表の強化試合で(写真:スポーツ報知/アフロ)

5月にファーム降格以降、1軍に戻れていない

   2026年4月8日のDeNA戦(横浜)でプロ初勝利をマーク。同点の延長10回に登板して三者凡退の好投で好スタートを切ったが、その後は4試合連続失点を喫するなど9試合登板で1勝1敗、防御率5.00。5月4日にファーム降格以降は、1軍の舞台から遠ざかっている。

   中日の救援陣は層が厚いとは言えない。ファームで快投を続ければ1軍昇格の声が掛かる可能性が高いが、現状は厳しい。8月11日のDeNA戦(ナゴヤ)で1死も取れず7失点と大炎上。20試合登板で0勝3敗、防御率8.83と不安定な投球が続いている。

「捕手が要求するコース、高さに投げられる確率が低い」

   他球団のスコアラーは根尾の投球について、以下のように語る。

「直球は150キロ近く出ていますし、スライダー、フォークも空振りを奪える。課題は制球力ですね。捕手が要求するコース、高さに投げられる確率が低い。カウントを不利にして甘く入った球を痛打される場面が目立ちます。潜在能力は間違いなく高いので、なにかきっかけをつかめばガラッと変わるかもしれませんが...。今オフに現役ドラフトの有力候補になるかもしれません」

   大阪桐蔭時代に「投打の二刀流」で3度の全国制覇の原動力に。ドラフト1位で4球団が競合して中日に入団が決まった際には将来のチームの顔として期待されたが、遊撃手から外野にコンバートされ、投手に異例の転向と育成方針が定まらずに伸び悩んでいる。

   シーズンも終盤に入る中、根尾は輝きを放てるか。ファームに登板するすべての試合が重要になる。

(中町顕吾)

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