トランプ大統領が戦争犯罪などを裁く国際刑事裁判所(ICC)の赤根智子所長らを制裁対象としたことを、欧州各国や国連は強く非難しているが、肝心の日本政府の対応は緩いのでは。2026年8月20日放送の「大下容子ワイド!スクランブル」(テレビ朝日系)が取り上げた。「高市首相、大変残念だとは言っているが」制裁はイラン攻撃を始めたイスラエルのネタニヤフ首相への逮捕状発付に対する報復とみられる。これによって、赤根所長らは米国への入国を禁止され、資産や金融口座の凍結でクレジットカードも使えなくなる恐れがある。こうした制裁に対して、高市首相は「大変残念に思っている。これからも米国を含む関係国と意思疎通を継続しながら対応していく」と、まるで他人事のようだ。木曜コメンテーターの柳澤秀夫さん(ジャーナリスト)は呆れてこう話す。「日本は赤根さんを送り出しているわけですよね。きのう(8月19日)の反応を見ると、高市総理は『大変残念だ』とは言っているんですが...。超党派の議員のグループは、かなり厳しく(トランプ政権を)批判してるんですよ」中谷元・前防衛相らの超党派議員連盟は「法の支配に対する重大な侵害」中谷元・前防衛相が共同代表をつとめる「人権外交を超党派で考える議員連盟」は、「法の支配に対する重大な侵害として強い言葉で非難する。民主主義、人道、国際人権に対する挑戦だ」として、高市首相や茂木外相が米政府に明確な抗議を表明することを求めた。柳澤さんは「政府として、どこまでアメリカに対して日本の考えを伝えられるか、赤根さんをどういうふうに支えていくのか。厳しく問われていると思いますね」と指摘した。司会の大下容子アナも「自国民が、何か犯罪をおかしているわけでもないのに、制裁を加えられることに対しては、抗議をしなければ(ならないはず)」「自国民を守るのが政府の仕事ですよね」と鋭く批判。柳澤さんは「政府はハシゴを外すべきではないと思いますが」と心配した。(シニアエディター 関口一喜)
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