作家の乙武洋匡さんが2026年8月20日、「殺」「死」などが使われる野球用語の見直しを検討しているという宮城県高野連をめぐる報道に、思いをつづった。「乙武というのかい? 物騒な名だね」野球用語をめぐっては、宮城県高校野球連盟が「死」「殺」「盗」といった表現を含むものについて、「教育的配慮が必要と思われる」として、秋にも検討委員会を設置する意向を示している。7月上旬に複数報道により報じられたもので、授業で使うのが不適切な言葉を野球の指導の場で使うのはおかしいなどと指摘していた。夏の甲子園が行われている中、情報番組等で特集が組まれ、再び話題を呼んでいる。乙武さんは20日、宮城県高野連による「刺」「殺」「死」「盗」「犠」といった漢字を含む野球用語の見直しの検討が進められているとの報道に言及。本件について伝える報道・情報番組「Nスタ」(TBS系)のスクリーンショットを添え「言葉狩り、ここに極まれり」とコメントした。続く投稿では、自身の苗字「乙武」にも「いくさ。たたかい。軍事に関するもの」を意味する「武」の字が使われていることから、表現の変更が求められるのではないかとの指摘に反応している。『千と千尋の神隠し』で主人公・千尋の名前を「千」と変えた湯婆婆のイラストを添え、「宮城県高野連『乙武というのかい? 物騒な名だね。今からお前の名前は"乙"だ。』」としたものだ。その後、「『刺身』も、『鬼殺し』も、『酒盗』も、すべて世の中から消えていくのかい?」と皮肉まじりにつづっている。乙武さんの投稿には、「過度な配慮だ」などとあきれる声が多く寄せられている。また、「筋トレの『デッドリフト』も配慮すべきでは?」「『必死』もヤバい」など、日常的に使われる用語を挙げる投稿もあった。「『この選手は『隙あり選手』ですから』って?」なお、本件をめぐっては複数の著名人らが疑問を呈している。8月19日放送の情報番組・ワイドショーの「情報ライブミヤネ屋」(日本テレビ系)では、元阪神タイガースで野球評論家の赤星憲広さんが番組に出演し思いを語った。足のスペシャリストとして知られた赤星さんは、「盗塁」の言い換え案として「隙あり」が挙げられていることを知ると、口を大きく開けて大爆笑。司会のフリーアナウンサー・宮根誠司さんも「じゃあ何、赤星さんが現役時代だったら『この選手は『隙あり選手』ですから』って(言われるの)?」とした。赤星さんは「隙ありというか、隙をつくわけですが......塁を『掴む』のもダメ?」などと首を捻っていた。お笑いタレントの伊集院光さんも、自身がパーソナリティを務める「JUNK伊集院光深夜の馬鹿力」(TBSラジオ)で「何を言っているんですかね?」と困惑。「盗塁は『盗む』からダメとか、『刺す』からダメだとか、デッドボールは『死』だからダメだとか、もういいから」とあきれていた。
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