「M!LK」を出せば数字が上がる――。人気の5人組ダンスボーカルグループを巡り、テレビ業界でまことしやかにささやかれている噂だ。よく「高視聴率女優」という言葉はあるが、ドラマの数字は作品の出来にも左右される。果たしてM!LKにそこまでの「数字力」があるのか。
「注目度が上がっているのは間違いない」
テレビ関係者はこう明かす。
「視聴率の最小計測単位は1分なので、M!LKが出たことでどこまで数字が動いたのかを厳密に切り分けるのは難しい。ただ、注目度が上がっているのは間違いなく、M!LKの出演シーンで数字や反響に手応えがあった、という話は実際によく聞きます。こうした情報はすぐに局を超えて広がるんです。悪い評判もあっという間に伝わりますが、いい情報も同じ。テレビマンはどこよりも早く仕入れますからね。M!LK見たさにチャンネルを合わせる人がいても、まったくおかしくありません」
実際、数字の面でも存在感を見せている。7月7日に放送したゴールデン・プライム帯初の冠番組『M!LKの爆裂ミッション』(TBS系)では、個人視聴率3.8%(ビデオリサーチ調べ、関東/以下同)を記録し、同時間帯の『X秒後の新世界』(日本テレビ系)の2.8%を上回った。
6月11日には『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)で、増田貴久率いるNEWSチームと佐野勇斗率いるM!LKチームが5番勝負を繰り広げ、個人視聴率6.0%を記録。同番組の7月30日放送回では「ゴチになります!」の出演権をあみだくじで決める企画が放送され、M!LKのリーダー・吉田仁人がVIPチャレンジャーとして初参戦した。7月18日の『音楽の日2026』(TBS系)では午後2時台から9時台まで異例の出ずっぱり出演を果たし、SNSでも話題を呼んだ。
個人でも活躍が目立つ「数字を持つ男たち」
活躍しているのはグループだけではない。佐野は26年1月、「ゴチになります!」のレギュラーに抜てきされ、火曜ドラマ『君の好きは無敵』(TBS系)でも好演。塩﨑太智は6月14日、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)のお祭り企画に新弟子として参戦した。
なかでも露出が目立つのが曽野舜太だ。7月20日『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』(テレビ朝日系)、7月24日『賞金先渡しクイズ SAVE MONEY ゴールデンSP』(日本テレビ系)、8月2日『日曜日の初耳学』(TBS系)、8月6日『ゴールデンタッグ』(日本テレビ系)、8月8日『THE鬼タイジ~真夏決戦 in東京鬼サマーランド~』(TBS系)と、局の垣根を越えて引っ張りだこだ。
「今のM!LKは知名度も勢いもある一方、バラエティにも気軽に呼びやすい絶妙なポジションにいます。STARTO勢一強だった時代から男性アイドルの選択肢が広がったことも大きい。これだけ各局から立て続けに声がかかること自体、制作現場で『持っている』と思われている証拠でしょう」(前出・テレビ関係者)
「数字を持つ男たち」は、テレビ界の新たな売れっ子になりつつある。
(川瀬孝雄)