盗んだチェーンソーの写真をアップ「いくらで売れる?」
ChatGPTのような対話型生成AIサービスは、人間には相談しにくい内容でも気軽に入力できる一方、そのやり取りが利用履歴として残る。実際、犯行後にChatGPTへ相談した内容が、事件の証拠として活用されたケースもある。
26年4月、群馬県の施設からチェーンソーなどを盗んだとして、前橋市の男2人が窃盗と建造物侵入の疑いで逮捕された。
読売新聞が2日に公開した記事によると、男らは群馬県藤岡市の施設に侵入してチェーンソーと刈り払い機を盗んだ後、ChatGPTにチェーンソーの写真をアップし、「いくらで売れる?」と質問して値段を判断していたという。
さらに8月には、神奈川県内を普通乗用車で走行中、ひき逃げ事故を起こしたとして18歳の男が逮捕された。
複数報道によると、男は乗用車を運転中、軽自動車に衝突し相手にけがをさせたにもかかわらず、その場から逃走した疑いが持たれている。翌日警察署に出頭した男は「彼女が事故を起こしました」と説明したが、警察が男のスマートフォンを調べたところ、男がChatGPTに事故の詳細を伝え、どう対応するべきかなどを相談していたことがわかったという。
元「青汁王子」こと実業家の三崎優太氏は26年8月19日、Xで「ChatGPTに相談した内容が警察や公的機関に通報されるという記事」を読んだことをきっかけに、「AIの探究心がくすぐられ、犯罪予告(当然実行はしない空想)を課金済みのGPTにしてみたら、アカBANになった」と報告していた。