寄付額は過去最高...ふるさと納税の巨大市場は誰のため?
総務省によると、2025年度の寄付総額は前年度比4.6%増の約1兆3314億2800万円。6年連続で過去最高を更新し、寄付件数も約5963万件と過去最多だった。
しかし、自治体は赤字や返礼品競争に苦しみ、利用者のお得感が薄れ、その一方で自治体から多額の手数料を受け取る大手の仲介業者は潤っている。所得などにより控除上限額が変わることから、「高所得者ほど得をする」とされる構造もある。
寄付額が過去最高だからといって、この状況が続けば利用者や自治体が離れ、いずれ制度自体が縮小していく可能性は十分にある。ふるさと納税は誰のためのものなのか──。もう一度原点に立ち戻って制度改革を進めることが、「オワコン化」を防ぐ鍵になりそうだ。