沖縄県知事選(2026年8月27日告示、9月13日投開票)に立候補している現職の玉城デニー氏(66)の公式Xが、立候補を取り下げた下地幹郎氏と自民党本部が「裏取引」をしたと投稿し、その後スタッフがX上で、いわゆる「誤爆」だったと釈明して投稿を削除した。
元々は、玉城氏の選対幹部が街頭で応援演説したときの発言だった。玉城氏は、「不確かな情報」だとマスコミ取材に説明したが、なぜこんなことになったのだろうか。
玉城氏「不確かな情報を拡散する意図はなかった」
「自民党本部が 沖縄県知事選挙の第3極予定候補者下地幹郎さんと裏取引をした」
玉城氏の公式Xは9月1日、こう切り出して、前那覇市副市長で新人の古謝玄太候補(42)を推薦した同党本部のやり方を批判した。
下地氏は、知事選告示2日前に、自民党本部と政策協定を結んだとして立候補を取り下げていた。その後は、古謝氏の支援に回っている。
投稿では、同党本部が県連の頭越しに沖縄の自治に介入したと主張し、まるで「令和の琉球処分」のようだとも表現した。琉球処分とは、明治政府が琉球王国を廃止して日本の一部に組み込んだことを指す。
さらに、「沖縄の自治を軽んじる自民党本部、権力言いなりの県政に陥らせてしまうのか、そうではない、わたしたち県民が県民の意志で決める」などと宣言した。
下地氏の立候補取り下げ会見では、自民党と国政選挙での公認などの「裏取引があるのでは」といった質問が相次いだ。しかし、各社報道によると、同党本部も下地氏も、「裏取引はない」と否定したとしている。
それだけに、裏取引があったと断定したことへの疑問や批判が相次いだ。
その数時間後に、投稿は削除された。報道によると、玉城氏は、「そういう不確かな情報に対しては積極的にそれを拡散しようという意図はまったくありませんので、まったくもう手違いということで申し訳ありませんでした」とマスコミ取材に説明したという。