調理者の手から汚染の可能性もあるが、原因は分からず
それでは、一体どんな原因があって、大規模な食中毒が発生したのだろうか。
サルモネラ属菌による食中毒について、衛生関係者からは、通常の衛生管理をしていたら防ぐのは難しくないとの指摘がネット上で出ている。
さらに驚く声が上がっているのは、細菌のプレジオモナスが患者や従事者の便から検出されていることだ。プレジオモナスは淡水の魚介類に見られ、一方のサルモネラ属菌は鶏や豚などの動物の腸管に多いとされている。
こうした違った種類の菌が見つかる状態とは、一体どんな衛生管理が行われていたのかと疑問を投げかける関係者もいた。なお、患者の便からは、下痢原性大腸菌や黄色ブドウ球菌も検出されている。拭き取りでも、黄色ブドウ球菌が見つかった。
真偽ははっきりしないが、様々な食材を触った調理者の手などが原因ではないかとの声も出ている。こうした点について、みなと保健所では、取材にこう話した。
「サルモネラ属菌とプレジオモナスの2つの菌が検出されるのは、珍しくはありません。手などが原因の可能性もありますが、食材にいた可能性などもあります。感染経路については、菌がどこから来たのかは、まだ分かっていません」
屋台では、直前に火を使う焼きそばなどは販売できるが、冷やしは取り扱えないことになっている。しかし今回のケースでは、店内で調理して店の前のテントで販売するという形を取っており、冷やしの取り扱いは必ずしも適用できないようだ。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)