「選挙に名を借りたひどい有様。特にSNSの状況、現場での混乱」 沖縄知事選に敗れた玉城デニー氏の叫び

過熱するSNS「被害者は国民であると、本当に憂いています」

   SNSの影響は大きかったとし、「確かに若い世代、特に10代、20代、30 代ぐらいまで......SNSのフェイクであったり、ミスリードであったり、完全に誤解であったりということ(が影響した)」と語った玉城氏。

   「通常は1対1でメディアのやり取りをしてるもんだと思っているが、何万、何十万と一気に自分が叩かれてしまうと、とてもじゃないけどやっぱりまともな考え方を持ってる人は、(気持ちが)持たないと思います」とし、「私が持ったのは、私は政治家ですから。どう自分で咀嚼するかというような胆力はある程度なければいけない」。

   過熱するSNSでの問題について、「日本の文化そのもの、言葉も暮らしも歴史も、著しく破壊する工作に過ぎない」と主張。「それを野放しにしていることの方が(問題だ)」とした。

   「これはもう選挙だけの話ではないと思うんですね」ともし、「日常から特に秘匿性の高い、いわゆる本名を名乗らない、自分の顔も表に出さないということが許されているフィールドでの罵詈雑言。人を自死に至らしめるということも含めると、2次被害、3次被害が広がっていく」と懸念を明かした。

   「だからこれは、国がどう対応するのかということを、本腰を入れてやらないと。私はずっとこの被害者は国民であると、本当に憂いています」とした。

   選挙中に辛かったことについては、「私自身に関して書いてあることはそんなに気にしなかった」としつつ、「『デニーさんを応援して動画を貼ったら、何千という書き込みがあって、それを見るのが辛くて 、もう動画を全部削除しました』とか、やっぱり2次被害が出てるわけです」と告白。

   「私ではなく、私を応援するものも含めて、『全部潰してしまえ』という。そういうことがまかり通った。潰し合いの潰し合いはやがて犯罪になり、やがて戦争になりますから、この国のそういう戦意高揚は、下手するとSNSから広がっていくんではないか」とした。

   今知事選はこうした「戦意高揚」のはざまにあったとし、「日米同盟、日中関係、日韓関係......全てがこの沖縄県地事選挙に、その鬱憤や元凶の、言葉は悪いが掃き溜めにされてしまった。だから『こんなのは知選選挙じゃない』と昨日叫んだのは、まさにそういうことだ」と訴えた。

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