大幅に増えたストーカー相談、宮根誠司さん「被害者は逃げるしかないというのが実情」

   水戸市のネイリスト殺人事件で殺人とストーカー規制法違反の罪に問われたネイリストの元交際相手の大内拓実被告(29)の裁判員裁判の初公判があり、2026年9月14日放送の「ミヤネ屋」(日本テレビ系)は、殺人にまで及ぶストーカーについて規制のあり方をとりあげた。

  • 紛失防止タグを悪用したストーカー事案が増えている(画像はイメージ)
    紛失防止タグを悪用したストーカー事案が増えている(画像はイメージ)
  • 被告は被害女性に紛失防止タグを埋め込んだぬいぐるみを贈っていた(画像はイメージ)
    被告は被害女性に紛失防止タグを埋め込んだぬいぐるみを贈っていた(画像はイメージ)
  • 紛失防止タグを悪用したストーカー事案が増えている(画像はイメージ)
  • 被告は被害女性に紛失防止タグを埋め込んだぬいぐるみを贈っていた(画像はイメージ)

紛失防止タグを悪用したストーカー事案の相談が急増

   番組は、被害女性と交際が解消した後に大内被告が復縁を求めるメッセージを複数回送付、女性の知人に自宅の住所を聞きまわるなどのストーカー行為をしていたことを報じる。また、女性の実家に懸賞当選の名目でぬいぐるみを届けた。そのぬいぐるみに位置情報を発信する紛失防止タグを埋め込んで、ぬいぐるみを自宅に持ち帰った女性の住む場所を特定、犯行に及んだと番組は伝える。

   この一連の綿密な行為が「ストーカー規制法違反の罪」に問われているが、紛失防止タグを悪用したストーカー事案の相談件数は警察庁のまとめによると2021年の3件から25年には679件と大幅に増加しているという。

   2025年12月に改正ストーカー規制法が施行、紛失防止タグを無断でつける行為などは禁止された。MCの宮根誠司さんも「被害者の女性は警察に相談していたというが、被害者は逃げるしかないというのが実情」と話す。

杉村太蔵さん「GPS装着、被害者の不安に寄り添っているのか」

   2026年7月に政府はストーカー対策として、強い執着心を示す危険性の高い加害者にGPSを装着するなどの対策を早急に検討するように関係部署に指示した。警察庁なども加害者が被害者に近づいた場合、被害者のスマホに通知して音で危険を知らせるシステムなど、具体的な検討を急いでいると報じる。

   杉村太蔵さんは「対策案やGPS装着もそうだが、不安を訴えている本人の思いが反映される制度的な対策というのは今までなかったと思う。自分が不安で何とかしてくださいという声はGPS装着の基準になっておらず、あくまでも客観的に専門的な判断なので、被害者の不安に寄り添っている対策なのかちょっと疑問だ」と話した。

(ジャーナリスト 佐藤太郎)

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