名古屋・栄を拠点に活動するSKE48が2026年9月9日、37枚目のシングル「ため息未来」を発売する。前作「サンダルだぜ」に続く夏曲で、明るく弾む王道アイドルソングのメロディーに、過ぎゆく夏と恋への切なさを重ねた。作曲を手がけたのは、SKE48の代表曲のひとつ、「パレオはエメラルド」(11年)と同じ五戸力さん。センターを務めるセンターを務める大村杏さん(21)と、伊藤虹々美さん(17)、坂本真凛さん(24)に、新曲や結成20周年を見据えた思いを2回に分けて聞いた。前半は主に楽曲やMVについて。草原で行われたMVの撮影では、日差しが日焼け止めを「貫通」し、肩に冷却シートを6枚貼る場面もあったという。(聞き手・構成:J-CASTニュース編集委員兼副編集長工藤博司)イントロから「絶対に神曲」と感じるほど王道アイドルまっしぐら井上瑠夏さん(中央)はカエルにびっくり。歩けなくなったそうだ (c)2026SKE,Inc./AMC―― 新曲「ため息未来」は、前作に続く夏曲です。どんなイメージの楽曲でしょうか。大村: 簡単に言えば「サンダルだぜ」の続編です。「サンダルだぜ」は夏が待ち遠しくて、待ちきれないという歌でしたが、今回は楽しかった夏が終わってしまうのがいやだ、寂しい、秋が来てほしくない、というもどかしい気持ちを表しています。アップテンポでノリノリになれる一方、歌詞は少し切ないというギャップがポイントです。―― 作曲は、SKE48の代表曲として知られる「パレオはエメラルド」と同じ五戸力さんです。坂本: 前作がSNSで「令和の『パレオはエメラルド』」と話題になって、SKE48は夏のイメージが強いのだと改めて思いました。その続編になるタイミングで、「パレオはエメラルド」を作った方から楽曲をいただけたのは、すごくうれしいです。イントロから「絶対に神曲だ」と感じるほど、王道アイドルまっしぐらのメロディーです。明るいメロディーなのに切ない歌詞というのも、アイドルファンの皆さんに刺さると思います。――それぞれ、好きな歌詞を教えてください。大村: 最初の「少し灼き過ぎた 小麦色の肌」です。私は選抜メンバーの中でもトップレベルで色が黒くて、今回のMV撮影でも、太陽の真下の草原に長時間いたので、さらに焼けました。自分にぴったりで、重なる部分がある歌詞だと思いました。坂本: 2番のサビにある「落ち葉の季節 夏の恋は終わるらしい」です。一見、寂しくてネガティブにも聞こえますが、この歌詞を歌いながら、私たちはものすごく笑顔で踊っています。切なさやもどかしさも含めて恋を楽しんでいる。そのミスマッチ感や、少し吹っ切れた感じがSKE48らしくて好きです。伊藤: 終盤の「あと何回 ため息つけば 勇気を出せるのかな」です。失恋したような雰囲気を出しておきながら、「勇気を出せるのかな」ということは、まだ思いを伝えていないのかもしれない。夏に伝えられなかったけれど、恋はまだ続くのだと想像できます。考察しがいのある一文なので、皆さんにも惑わされてほしいです(笑)。日差しが日焼け止め「貫通」、肩に冷却シート6枚草原で花を手に笑顔を見せる大村杏さん。MVは自然の中で、女の子らしい姿をかわいく描いた (c)2026SKE,Inc./AMC――MVは、「日常の忙しい時間や都会の喧騒を離れ、女の子らしいルックスを自然の中でかわいく描く」のがコンセプトだと聞きました。大きく、草原のシーンと、倉庫の中の気球のシーンの2つがあります。まず、草原での撮影はいかがでしたか。大村: 私は人一倍、外にいた時間が長かったと思います。メンバーが待機している時間にも一人で撮影していて、ずっと日差しを浴び続けました。ノースリーブの衣装だったので、夜になるにつれて肩がどんどん赤くなり、日焼け止めを「貫通」するぐらいでした。ひりひりして痛くて、「ダンスシーンなのにどうしよう」と困っていたら、河村優愛ちゃん(20)が肩に冷却シートを貼ってくれました。合計6枚ぐらい貼って、ダンスシーンを撮りました。伊藤: 洗濯物を使ったシーンがありました。洗濯物に隠れて、かくれんぼをしたり、メンバー同士で投げ合ってキャッチボールのようにしたりしました。外で洗濯物を投げることなんて初めてなので、新鮮な気持ちになりました。カメラがものすごく近く、メンバーが1対1で楽しんでいる姿を撮っていただいたので、その距離の近さを楽しんでほしいです。坂本: 私は初めて「バブーシュカ」という頭飾りをつけました。草原のピクニックにぴったりの衣装で、食べ物やギターを使いながら、みんなでわちゃわちゃと演技しました。緑がいっぱいで、カエルもたくさん跳んでいました。名古屋では、あれほど大量のカエルを見る機会がないので、私はテンションが上がり、小学生に戻ったような懐かしい気持ちになりました。悲鳴を上げるメンバーもいて、井上瑠夏ちゃん(25)は歩けなくなっていました(笑)。―― 井上さんは緑豊かな熊本県菊池市ご出身。意外です(笑)。さて、振り付けはCRE8BOY(クリエイトボーイ)の皆さんが担当し、「ギャル」がテーマだと聞きました。TikTokでも拡散されやすいかもしれませんね。大村: 「キャピキャピダンス」と呼んでいて、至るところにギャルポーズが入っています。「とにかくキャピキャピ、かわいらしく踊って」と言われ、2日間ほどで覚えて撮影に臨みました。イントロ、サビ、サビの終わりと、どこを切り取ってもまねしやすいダンスです。どこがバズるかは私たちにも分からないので、SNSにたくさん投稿したいです。――8色に分かれた衣装の、お気に入りの部分はありますか。伊藤: ブレスレットです。10種類ほどの中から自分で選びました。鎖のような格好よさがありつつ、よく見ると何か所かハートが隠れています。格好いいダンスが持ち味だけれど、あざとかわいいところもあるSKE48らしいと思いました。坂本: メンバー共通のフードです。格好よさとかわいらしさが両方あって、お気に入りです。大村: 大きなツインのリボンです。フィッティングの時に置いてあるのを見て、「絶対に私のだ」と思うぐらい、衣装さんと息が合いました。髪形は今回編み出した「猫耳クラゲ」です。猫耳の中がクラゲのようになっていているヘアスタイルで、流行るといいなと思っています。(後編に続く。9月21日掲載予定です。大村さんが2作連続でセンターに選ばれた際の葛藤や、結成20周年を見据えた3人の目標を聞いています)伊藤虹々美さん プロフィールいとう・ここみ 2008年生まれ、長野県出身。23年に12期生としてSKE48に加入。34枚目のシングル「Ticktackzack」(25年)以来4作連続の選抜入り。TeamS所属。坂本真凛さん プロフィールさかもと・まりん 2002年生まれ、愛知県出身。16年に8期生としてSKE48に加入。29枚目のシングル「心にFlower」(22年)以来9作連続で選抜入り。TeamS所属。大村杏さん プロフィールおおむら・あんず 2005年生まれ、愛知県出身。22年に11期生としてSKE48に加入。32枚目のシングル「愛のホログラム」(24年)で初選抜。36枚目の「サンダルだぜ」(26年)で初センターに抜擢され、今作で2作連続センター。TeamE所属。
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