韓国のエンターテインメント企業・CJENMと吉本興業が組んで生み出したグローバルボーイズグループ「JO1」が2026年9月29日、東京・丸の内の日本外国特派員協会で記者会見した。10月2日に米国向けミニアルバム(EP)「ANIMAL」を発売し、北米5都市をめぐるツアーが始まるJO1では、この会見を「出発式」と位置付ける。リーダーの與那城奨さん(30)が流ちょうな英語で歩みを紹介し、「J-POPでもK-POPでもない」という「JO1POP」で世界に挑む思いを語った。「僕たちらしいものである」と証明したいツアーは現地時間10月2日のトロント公演で開幕。ニューヨーク、シカゴ、サンフランシスコを回り、11日にロサンゼルスで締めくくる。「ANIMAL」は6曲入りで、グラミー賞受賞歴があるデム・ジョインツ氏が全曲をプロデュース。新作とライブを通じて、北米のリスナーに自分たちの音楽を届ける。與那城さんは冒頭、英語でスピーチ。20年のデビュー直後にコロナ禍に見舞われ、方向性に迷う時期もあったが、結成当初からのスローガン「Gotothetop」のもと、世界を目指す気持ちは変わらなかったと説明。今回の挑戦を、その言葉を現実にする大きな一歩と位置付けている。記者からは、9人という人数は強みになる一方、海外では顔を覚えてもらいにくい面もある、という指摘も出た。與那城さんは、それぞれの個性を歌やパフォーマンスに生かしてきたとして、「J-POPでもないしK-POPでもない、『JO1POP』というのを僕たちは掲げて、今、世界に挑戦しようと思っています」と決意表明した。では、米国ですでに人気のあるK-POPと、どう差別化するのか。司会者に問われると、J-POPとK-POPの良いところを取り入れながら、「僕ららしさは何だろう」と考えてきたと説明。さらに、自分たちのパフォーマンスが「僕たちらしいものである」ことを証明することが「今後の挑戦でもあり、今まで僕たちが歩んできた道しるべでもある」。そのプロセスが北米ツアーで始められるとした。「I'mmuscle」「アメリカでは筋肉がモテます」会見を和ませたのが、佐藤景瑚さん(28)だ。自己紹介で「I'mmuscle」(私は筋肉)とあいさつし、ジャケットを脱いで黒いタンクトップ姿に。「アメリカでは筋肉がモテます。なので、この筋肉と一緒にアメリカに行きたいと思います」とアピールした。河野純喜さん(28)は、独自性についても持論を語った。所属会社が韓国のCJENMと日本の吉本興業の力を借りて成り立ち、K-POPの要素がある一方、日本への愛着や育ってきた文化、感覚も自然に作品へ入り込むという。26年5月に千葉市内で開かれたK-POPの祭典「KCON」の出演では「やっぱり他のグループと何か違う」と自信を持ったといい、「もっと大きな舞台で証明していきたい」と話した。別の記者からは「次のBTS」になりたいか、という質問も出た。木全翔也さん(26)は「めちゃめちゃ憧れです」と応じつつ、「ただただ背中を追うだけじゃ意味がない」とも。楽曲やパフォーマンスに触れた人に「JO1が来たぞ」と思ってもらえる存在を目指すとした。質疑応答を終えた9人は、酒だるを囲んで木づちを手に鏡割り。北米ツアーの成功を祈願し、特派員協会から招待を受けた人に渡される名誉会員証を受け取って会場を後にした。協会主催の会見は通常、開催が決まると会員にメールで通知され、ウェブサイトにも掲載される。協会とは別に、登壇者が所属する事務所やレコード会社、版元などがメディアに案内を出すこともある。今回、協会が出した案内には「情報解禁は会見終了後」と明記され、会見終了までエンバーゴ(報道解禁時刻の指定)が設けられた。協会では極めて珍しい対応だ。(J-CASTニュース編集委員兼副編集長工藤博司)
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