「被害が多くて捕まえるのが難しく、危険な個体」
YN15と名付けた理由について、長野県北信地域振興局の林務課は10月1日、J-CASTニュースの取材に対し、次のように説明した。
「山ノ内町や中野市で被害が出ていますので、その頭文字を取りました。15とは、足跡のサイズを指し、このクマの場合は、ちょっと大きいです。名前を付けるクマはほとんどいませんが、このクマは、被害が多くて捕まえるのが難しく、危険な個体と判断しました」
プリンちゃんと呼ばれていた理由については、「よく分かりませんが、元気なときは、丸々としていたからではないでしょうか」と推測した。
駆除したクマがYN15かどうかについては、こう話した。
「右目の上に傷がある特徴でそうではないかと考えましたが、足のサイズは12ぐらいとやや小さかったです。国の森林総合研究所に引き渡しており、DNA鑑定が行われます。結果には時間がかかりますが、符合できる資料があるか分からないので、YN15と特定できない可能性もあります」
8年間逃げ回りながらも捕まった理由については、こんな見方を示した。
「今回目撃したときは、後ろ足をケガして自由に動けませんでした。足のサイズが小さかったのは、体がやせて体重が落ちていたからかもしれません」
クマの駆除を担当する中野市の農業振興課は1日、プリンちゃんと呼ばれていた理由を取材にこう話した。
「24、25年は、百数十キロまで太った大きなクマでした。その体がプリンプリンしていたので、名付けられたのではないですか。しかし、誰がなぜ名付けたのかはよく分からず、いつしかそう呼ばれるようになっていましたね」
サンリオのキャラ「ポムポムプリン」に容姿が似ているからかどうかも分からないという。
「学習能力が優れており、オリにエサを入れても、入りませんでした。警戒心もかなり高かったと聞いています。ブドウに味をしめて毎年のように出没し、トウモロコシもやられていました。季節の旬のものを食べていたようです。しかし、だいぶやせて、体重が100キロを切っていました。今回クマを駆除してからは、その姿を見ていません」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)