不正会計の原因は永守氏からのプレッシャー、第三者委が明言
そもそも、なぜニデックで不正会計が広がったのか。第三者委員会が4月にまとめた最終報告書は、その原因を明確に示している。
報告書によると、ニデックの業績目標は長年、創業者の永守氏によるトップダウンで決められ、事業部門や子会社の実力を超える水準になることもあったという。
さらに、不正会計について「強すぎる業績プレッシャーを原因として引き起こされていた」と明言し、
「業績プレッシャーの起点となっていたのは永守氏」
と結論付けた。永守氏自身が個々の不正を指示・主導した事実は確認されなかったが、一部の会計不正を容認したとの評価は免れないとも指摘。
「今般発覚した会計不正について最も責めを負うべきなのは、永守氏であると言わざるを得ない」
と厳しく断じている。
ニデックでは品質管理でも、顧客の承認を得ず部材や工程を変更したケースや、試験・検査結果の改ざん、捏造など多数の不適切行為が判明した。
永守氏は25年12月に代表取締役を退任し、今年2月には名誉会長も辞任。同社によると、永守氏は今後、経営には一切関与しないという。