「来てほしくなかった」と言ったが...大村秀章知事がXで釈明 タイ代表めぐり波紋

   愛知県の大村秀章知事が2026年10月7日、前日の定例記者会見で、愛知・名古屋アジア大会に出場したテックボール・タイ代表に対して「来てほしくなかった」などと発言したことについて、Xで釈明した。

  • 愛知・名古屋アジア大会の閉会式に出席した愛知県の大村秀章知事
    愛知・名古屋アジア大会の閉会式に出席した愛知県の大村秀章知事
  • 大村知事のXの釈明。果たして理解は得られるか
    大村知事のXの釈明。果たして理解は得られるか
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「少なすぎる! 毎日野菜ばかり食べているんだよ」

   発端となったのは、サッカーと卓球を組み合わせたスポーツ「テックボール」のタイ代表、レワット・パープチョンプー監督による発言だった。

   パープチョンプー監督は、競技に関する情報などを発信するフェイスブックページ「Teqball Thailand Inside」で公開された動画で、競技会場で提供されたという昼食の内容を紹介。「タイにあるような料理はない」とし、「少なすぎる!」と不満をもらした。

   「またベジタリアンメニューだ......毎日野菜ばかり食べているんだよ。しかも野菜は2種類選ぶこともできない。1種類しか選ばせてくれないんだ」などと嘆いていた。

   タイの大手新聞社「Khaosod(カオソット)」やタイのテレビ局「Channel 3(チャンネル3)」など、現地の複数メディアがパープチョンプー監督の発言を報じた。こうした発言はSNSでも拡散され、波紋を広げた。

「当該飲食は組織委員会が提供したものではありません」

   一方、アジア大会の組織委員会は9月22日、「第20回アジア競技大会における選手団への宿泊・飲食サービスに関する一部報道について」との声明を公開。

   「一部の選手団がSNS等で、テックボール競技会場で提供された飲食の質等について批判的な発信をしていることも承知していますが、当該飲食は組織委員会が提供したものではありません」と説明した。

   「組織委員会では、各宿泊施設において食事提供体制を整備し、競技種目や競技時間、トレーニング等を考慮するとともに、食物アレルギーや宗教・文化上の食事制限など、各NOCから寄せられる個別の要望についても、関係事業者と連携しながら対応しております」としていた。

   こうした中、大村氏は10月6日の定例記者会見で、テックボールが追加競技として採用された経緯に触れ、開催に向けた調整の難しさなどを説明した。

   その上で、タイ代表について「一体何をしに来たんだろうな、と。再生数を稼ぎに来たの? と思いましたけどね」などと疑問を呈し、「あんまりこういう人たちには来てほしくなかった、正直」と語っていた。

   カオソット電子版は同日、大村氏の発言について「愛知県知事がタイのテックボール代表選手の『食事不足』をめぐる騒動に不満 批判相次ぐ」と題した記事を公開。大村氏の発言は現地でも波紋を広げた。

「『来てほしくなかった』という趣旨の発言はしておりません」

   大村氏は7日夕、Xを更新し「昨日の記者会見において、私から、タイチームに対して、『来てほしくなかった』と発言したように誤解される新聞報道がありました」とし、発言の真意について説明した。

「昨日の会見において、私からは、正確には『テックボールのお昼の会場のそばの、お昼のあれでこんな料理しかないとか言われ、ちょっとひどいねと。いくらなんでもねと。タイの選手団の監督、コーチは、この人達は何しに来たんだろうなと。こうやって再生回数を稼ぎに来たのというふうに私はその時思った。』と申し上げた」

   その上で、「『あんまりこういう人は来てほしくなかったなと思った、その時は。ただ組織委員会の外の話なんで、我々は関知できないのでということであった』と申し上げており、タイチームに対して『来てほしくなかった』という趣旨の発言はしておりません」と主張。

   「事実関係に反する記述が見られる記事について、厳重に抗議し、訂正を求めました」とした。

   投稿には「どう見ても『来てほしくなかった』と言っているようだが」など、疑問の声が寄せられている。

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