シャウエッセン「正直に伝えます」が裏目で炎上 ガリガリ君、うまい棒は称賛されたのに...失敗した言い回し

ガリガリ君、うまい棒、薄皮シリーズには称賛...何が違ったのか

   一方、値上げ発表が好意的に受け止められた企業もある。

   赤城乳業は16年、人気アイス「ガリガリ君」を25年ぶりに60円から70円(税別)へ値上げ。その際、社員100人以上が一斉に頭を下げる「おわびCM」を公開した。「25年間踏んばりましたが」というメッセージとともに値上げを伝える姿勢が話題となり、応援や称賛の声が相次いだ。24年に70円から80円へ引き上げた際には、社員たちがさらに深く頭を下げる謝罪広告を展開した。

   やおきんの人気スナック「うまい棒」は、22年に、発売以来初めて10円から12円に値上げ。24年には、15円(いずれも税別)に価格改定した。同社は原材料費や人件費などの高騰で企業努力が限界に達したことを真摯に説明し、消費者への感謝や理解を求める言葉を発信。SNSでは「今までこの値段で販売してくれてありがとう」「20円になっても全然買う」といった好意的な反応が広がった。

   また、山崎製パンの「薄皮シリーズ」は23年に価格を据え置いたまま5個入りから4個入りへ変更したが、購入者が新旧の商品を比較したところ、パン1個当たりの重量が増えていることが判明。パンの具材が増量されており、シャウエッセンと似た変更だが、企業側がメリットを大々的にアピールするのではなく、消費者が発見したことが好意的な反応につながったと考えられる。

   実際、ネット上では「隠れた企業努力、素晴らしい」などと称賛の声が集まった。

   物価高の昨今、値上げや減量が避けられない事情は、消費者にもある程度は理解されている。シャウエッセンの発表は「正直に伝えます」という言葉で始まっていたが、消費者が求める「正直さ」は、単に内容量削減を公表することではない。デメリットを都合のいい言葉で飾るのではなく、包み隠さず「正直」に説明した方が好感を得られやすいのだろう。

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