「強さも豊かさも大事だけど、一人一人が幸せを実感できているのか」...石破茂前首相は高市政治を痛烈に批判した。高市政権が発足して1年、2026年10月19日放送の「報道1930」(BS-TBS)は「高市政権の現在地」を特集、ゲストの石破氏はこのままで日本は大丈夫かと憂えた。
「勇ましいことを言えば、その時はウケるだろうが」
「高市さんが言っているような、日本列島を強く豊かにというのは、要は富国強兵ですよね。国を豊かにして、軍事を強くしますということでしょ。安倍さんが言っていたこととほとんど変わらないんですが、日本はたぶん来年はGDPでインドやイギリスにも抜かれる。60何年ぶりですかね、世界6位というのは。つまり、ずっとやってきたことは、本当に経済を強くしたんだろうか」と、アベノミクスもサナエノミクスもこの国を豊かになんかしていないという。
さらに、「安全保障環境がかつてないほど悪いと、常とう句みたいに言われるけれど、どうしてそんなに悪くなったのだろうか。そういう話をきちんと突き詰めないまま、雰囲気で動いていくというのは怖い。勇ましいことを言えば、その時はウケるだろうけれども、本当にそれでいいんですかということ」と、対中外交で世界から孤立しはじめている現状を心配する。