中国を電撃訪問した北朝鮮の金正恩総書記の思惑を2026年10月25日放送の「有働Times」(テレビ朝日系)がとりあげた。1年ぶりに訪中した金総書記だが、11月に開かれるAPECで米朝首脳会談がささやかれるなか、中朝両国にどのような思惑があるのか。
「トランプ・金会談の前に、いつも中朝会談があった」
番組は、週末に電撃訪中した北朝鮮の金正恩総書記と王毅外相ら中国政府幹部が次々と抱擁と握手を交わしている映像を流す。米トランプ大統領が米朝首脳会談に強い意欲を見せるなかで、その会談に向けての布石かと番組は伝える。
テレビ朝日政治部官邸キャップの千々岩森生さんは11月に中国で予定されているAPECでの米朝首脳会談の可能性について「高いとはいえないが(可能性は)ある」との見通しを語る。千々岩さんは「これまでトランプ・金会談は3回あるが、この首脳会談の前に必ず中朝首脳会談がある」と指摘する。米朝首脳会談は2018年6月、2019年2月と6月に行われたが、その前に北京やピョンヤンで中朝首脳会談を行っているという。
千々岩さんは「この3回とも金正恩総書記は中国の習近平国家主席と会ってから米朝首脳会談に臨んでいる。3週間後にAPECが迫っているまさに直前で、(金正恩氏が)訪中したというので本当にドキッとした」と話す。ただ、今回は習近平国家主席とは会っていない。「まだ分析は難しいが金正恩総書記が王毅外相にメッセージを託して王毅、ルビオ(米国務長官)ルートでアメリカに伝えてもらう。もしかしたらこの1週間、大きな動きがあってトランプ大統領が何か発信するかもしれない」と話す。