タレントの長嶋一茂さんがホスト役になって著名人らと日本を考えるトーク番組「月イチ一茂」(BSテレ朝)が2026年10月25日にスタートした。第1回目のゲストは元経産官僚で経済評論家の岸博幸さん。様々な疑問と意見が飛び交ったが、結論は、日本人は「自由を失っている」ということだった。
岸博幸氏「日本経済復興のカギは『自由』にある」
番組冒頭、岸さんは一茂さんを「本当に自由人」と評価した。
「自由に自分のやりたいことを行使する人って日本ではそれほど多くない。お世辞抜きで一茂さんみたいな人が増えたら経済復活にはいいのにと思っている」と日本経済復興のカギは一茂さんが持つ「自由」にあると強調する。
岸さんは「たとえばご自分がハワイに行くとき、番組も平気でどんどん休むじゃないですか。ああいうのが素晴らしい」と話す。MCの羽鳥慎一さんが「一茂さんはお休みです」と断りを入れる「モーニングショー」(テレビ朝日系)のことである。
「大企業の経営者が自由を全く忘れている、発想も貧困」
一茂さんは「自由は一番尊いこと。みんな自由を犠牲にして、いろいろやっている。犠牲にしないとお金が入ってこないとか、いろいろあるがそこのバランスを考えていない人が多すぎる」と話す。
「人間の刑罰で一番重いものって刑務所に入ること。刑務所は自由を奪う。俺から言わせたらみんなは(見えない)刑務所に入っている(ような状況)」と話す。せっかく与えられた自由を犠牲にしているのは、刑務所に入っているようなものだと言いたいのだ。
岸さんは「そこが大事なポイントで、日本経済の調子が悪い理由は大企業の経営者がこういう自由を全く忘れて、決まりきったことだけをやっている(からだ)。自由なことは何もやらない、発想も貧困になる。でも責任逃れはする。これが一番いけない」と応じた。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)