高校サッカー東京大会、PK戦「ゴール判定に重大な誤り」で勝敗覆る ゴールネット破損を見落とし

   東京都高体連サッカー専門部は2026年10月29日、「第105回全国高校サッカー選手権大会 東京大会2次予選Bブロック 準々決勝」の一戦でゴール判定に重大な誤りがあったとして、準決勝進出校を変更したと発表した。

  • 異例の発表に波紋が広がっている(写真はイメージ、当該試合のものではありません)
    異例の発表に波紋が広がっている(写真はイメージ、当該試合のものではありません)
  • 異例の発表に驚きが広がっている(東京都高体連サッカー専門部のXから)
    異例の発表に驚きが広がっている(東京都高体連サッカー専門部のXから)
  • 異例の発表に波紋が広がっている(写真はイメージ、当該試合のものではありません)
  • 異例の発表に驚きが広がっている(東京都高体連サッカー専門部のXから)

「次回戦進出チームを東海大学付属高輪台高等学校とすることを決定」

   問題となったのは、24日に清瀬市の清瀬内山運動公園で開催された東海大学付属高輪台高校と駿台学園高校による試合だった。

   試合は延長戦でも0対0で決着がつかず、PK戦に突入。東海大高輪台の13人目の選手がゴール右隅にシュートを放つも、ゴールネットに穴が開いていたことからボールはネットを突き抜け、ゴールの外に出た。審判団はこのキックを失敗と判定し、PK戦は続行。最終的に12-11で駿台学園の準決勝進出が決まったとされていた。

   しかし、その後、問題となったキックの様子を映した動画がSNSで拡散され、判定を疑問視する声が広がっていた。

   同専門部は29日の声明で、「次回戦進出チームを決定するために実施したPK戦において、ゴールネットの破損に気づかずに進行した結果、東海大学付属高輪台高等学校の13人目のキックに対するゴール判定に重大な誤りがあったことが判明したため、主催者である東京都サッカー協会および東京都高体連サッカー専門部が協議を行い、主催者の判断により、次回戦進出チームを東海大学付属高輪台高等学校とすることを決定いたしました」と報告した。

   この発表にあわせ、同専門部は駿台学園の選手・指導者に対する誹謗中傷があったとして、別途「お願いとご注意」と題した文書を公表した。

「同校および選手・指導者に一切の非はございません」

   同専門部は文書で、駿台学園について「駿台学園高等学校の選手・指導者は、審判団の指示に従い、最後までフェアプレー精神に則った素晴らしい試合を見せてくれました」と説明。

   「本件に関して、同校および選手・指導者に一切の非はございません」と強調した。

   「しかしながら、現在SNS等において、駿台学園高等学校の選手や指導者に対する心ない誹謗中傷や批判的な投稿が散見されます」とし、注意を呼びかけた。

   具体的には、「選手・指導者への誹謗中傷はおやめください」とし「努力を重ねてピッチに立った高校生や指導者を傷つける行為は絶対におやめください」。さらに「該当する投稿の削除をお願いいたします」とし、心当たりのある人に投稿の削除を求めた。

   その上で、「法的措置について」も注意喚起。「悪質・行き過ぎた誹謗中傷や脅迫的な書き込みに対しては、普察への相談や弁護士を通じた法的手段を含め、毅然とした対応をとらせていただきます」とした。

「振り回された選手達が気の毒でならない」

   一連の発表を受け、SNSでは「振り回された選手達が気の毒でならない」など、選手への影響を懸念する声や審判の対応を疑問視する声が上がっている。

   また、一般観客のSNS動画を根拠として裁定・勝敗が覆ったとみる向きもあり、それを疑問視する声もある。

   駿台学園高校サッカー部は同日、Xを更新。「先日の選手権試合結果につきまして、高体連サッカー専門部より裁定の変更に関する通知がございました。当初の結果が覆り、敗退として処理されることとなりました」と報告した。

   今後については、「今後は、本日届いた通知書の指示に従い、チームとして厳正に対応を受け止め、次のステップに向けて行動してまいります」とつづっている。

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