プロボクシングの元世界王者・川島郭志氏(56)が、2026年10月29日に公開された元世界王者・具志堅用高氏(71)のユーチューブに出演し、スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋、33)のフェザー級転向について独自分析した。
具志堅氏「チャンスはある。ベルトを取れると思う」
井上は、5月に東京ドームで世界3階級王者・中谷潤人(M・T、28)を相手に4団体王座の防衛戦を行い、3-0の判定で勝利し王座防衛に成功した。
次戦は27年3月を予定しており、対戦相手は未定だ。
対戦候補に「バム」こと、WBA世界バンタム級王者ジェシー・ロドリゲス(米国、26)が挙がっているが、バム陣営が12月に試合を行う計画を立てていることから交渉が難航しているようだ。
このまま交渉がまとまらなければ、1階級上のフェザー級に転向する選択肢もあるとみられる。
井上は16日に自身のXを更新し、「バムをダラダラ待つ気はないからフェザー級に行く準備も始めるよ」とのコメントを投稿した。
世界4階級を制した「モンスター」。5階級目のフェザー級を制することはできるのか。
川島氏は「パワーはなんとなく通用すると思うが、耐久性が」と切り出し、「フェザーというクラスは、今までの階級よりは難しいと思う。井上選手にしても、『フェザーはどうかな』みたいな。井上選手が弱いわけではなくて、その階級でどうなのかなと思う」と語った。
具志堅氏は「チャンスはある。(ベルトを)取れると思う」と明言するも、「だけど、(パンチを)もらった時が、フェザーはちょっと(体が)大きいから。あとは誰とやるか。パンチ力がある選手が危険。ちょっと怖い」と、川島氏同様に「耐久性」を不安視した。
井上は、ライトフライ級(48.9キロ)でプロデビューし、フライ級(50.8キロ)を飛ばしてスーパーフライ級(52.1キロ)、バンタム級(53.5キロ)、スーパーバンタム級(55.3キロ)を制し、次なる目標をフェザー級(57.1キロ)に置いている。
川島氏は、井上がフェザー級に上げた場合、ボクシングスタイルが変わると予想。「よりブロックが増えると思う。ブロックをして前に出る。相手のパンチが当たる距離で戦うということになるでしょう」とし、次のように持論を展開した。
大橋会長「フェザー級でやるというのも考える方向に」
「(井上は)パワーもあってディフェンスもいい。『じゃあ何が?』というところ。体の違いはあるわけで、『それに対して井上選手がどうしていくか』というところになってくる。(フェザー級初戦は)やりやすい相手(王者)とやっていくのもいい」
川島氏の意見に対して、具志堅氏は「スーパーバンタムは、体を見てもあまりバンタムと変わらない。でもフェザーは、急に体が一回り大きく見える」と語った。
スポーツ紙の報道によると、井上が所属する大橋ジムの大橋秀行会長(61)は、29日に報道陣の取材に対応し、井上の次戦について「挑戦したいというのが第一の希望。フェザー級でやるというのも考える方向に」と語ったという。