2024年 4月 26日 (金)

「かかりつけ薬剤師」便利な活用法 24時間対応で健康相談と薬の管理

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自宅にまで薬を届け、健康相談と病院紹介

   かかりつけ薬剤師のメリットは他にもある。森田アナは東京・浅草で薬局を営む宮原富士子さんを訪ねた。かかりつけ薬剤師として地域に住む約150人の薬や健康を管理している。宮原さんはこの日、近くのマンションに住む車いす生活の女性に医師から処方された薬を届けに行った。在宅医療を支えるのもかかりつけ薬剤師の役割だ。薬を届けたついでに体調を聞き出し相談に乗る。

女性「いつも私の健康状態を把握してくれているのは心強いですよ。具合が悪くなった時、どの病院に行けばいいか迷いますが、そんな時こそ宮原さんが、病院に行くべきかどうか、行くならどの病院がいいのか教えてくれます」

   別の女性が宮原さんの薬局を訪れ、ほてりなどの体の不調を訴えた。宮原さんはホルモンバランスの乱れによるものではないかと疑い、更年期外来のある病院を紹介した。

MCの和久田麻由子アナ「私も持ってみたい気になりましたが、これまでの普通の薬剤師と、かかりつけ薬剤師はどこが違うのですか?」
森田アナ「いくつか条件があります。薬剤師としての経験が3年以上あり、同じ薬局に半年以上、週32時間以上勤務している人。さらに日本薬剤士研修センターが行なうコミュニケーションの特別研修を受講するなどの条件があり、全部クリアした人が『かかりつけ薬剤師』の認定を受け、患者と契約を結ぶことができます」

   現在、全国の調剤薬局で導入が進み、大手ドラッグストアチェーンでも置く所が出てきている。地域の薬剤師会に問い合わせると、どの薬局にいるか教えてくれる。

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