秋のヘッドフォン祭開催!
Just ear最新機種や自作コンテストも!

    2019年11月2日・3日、中野サンプラザで「秋のヘッドフォン祭 2019」がフジヤエービックの主催により開催された。2008年にスタートし、今回で第24回目となるヘッドフォン祭。国内外から200ブランド以上のメーカー、販売会社などが出展し、ヘッドホンやイヤホン、ポータブルオーディオ機器を熱心に試聴したり、メーカーの開発者やオーディオ仲間と交流したりする多くのファンの姿があった。

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ヘッドフォン祭は毎年春と秋に催される。中野サンプラザの6、11、13、14、15階のフロアーを使い、所狭しと各社のブースが並ぶ大きなイベント。2日間で約1万1000人以上のオーディオファンが訪れた。
ヘッドフォン祭は毎年春と秋に催される。中野サンプラザの6、11、13、14、15階のフロアーを使い、所狭しと各社のブースが並ぶ大きなイベント。2日間で約1万1000人以上のオーディオファンが訪れた。

Just earの新しい5機種が発表される

    各メーカーからは、この日が初公開・初試聴となる新商品も出品され、発表会やアーティストによるライブイベントも数多く催された。ソニー 「Just ear」 からは新たに開始される「音質変更サービス」に対応した5機種の発売を、11月2日からスタート。Just earブースでは、新機種の試聴をするお客さんの姿が絶えなかった。

Just earの試聴ブース。試聴はもちろんだが、ソニーのヘッドホンやイヤホンの開発に携わる人たちと意見が交わせる貴重な場でもある。
Just earの試聴ブース。試聴はもちろんだが、ソニーのヘッドホンやイヤホンの開発に携わる人たちと意見が交わせる貴重な場でもある。

    Just earプロジェクトリーダーの松尾伴大氏が発表会を開き、新しい機種で変更になった大きな4つのポイントや、今回のアップデートの背景を解説した。

変更点を解説するJust earプロジェクトリーダーの松尾伴大氏。
変更点を解説するJust earプロジェクトリーダーの松尾伴大氏。

    まず、ケーブルの仕様変更については 既報 の通り、付属ケーブルにφ3.5ステレオミニプラグ対応かφ4.4バランス標準プラグ対応かを選択できるようになった。また、3芯から4芯に変更されたため、音の傾向は変わらないものの左右の分離感を増したという。新しい仕様のケーブルは、単品の商品としての販売は予定されていないが、Just earユーザーであれば販売店にてサービスパーツとして対応されるとのこと。

写真は11月2日に発売となった、「ウォークマンNW-ZX500」。アンドロイドOSを搭載し、ストリーミングサービスが使えるようになった。φ3.5ステレオミニプラグと、φ4.4バランス標準プラグの両方が使用できる。Just earの新機種のひとつ、「XJE-MH/ZX5R」はφ4.4バランス標準プラグと、幅広いジャンルの音楽に合わせてチューニングされたという。
写真は11月2日に発売となった、「ウォークマンNW-ZX500」 。アンドロイドOSを搭載し、ストリーミングサービスが使えるようになった。φ3.5ステレオミニプラグと、φ4.4バランス標準プラグの両方が使用できる。Just earの新機種のひとつ、「XJE-MH/ZX5R」はφ4.4バランス標準プラグと、幅広いジャンルの音楽に合わせてチューニングされたという。

    続いて、Just earのシェルの一層化の説明が行われた。これまでJust earは耳の穴に直接入れる外耳道部分が柔らかい素材となっていた。しかし、柔らかい材料で充分な強度を持たせるためには充分な厚みが必要となり、そのために外耳道の大きさや形によってはオーダーを断るケースがあったという。今後はできるだけ多くの人に対応できるように、全て一体となるハード素材に変更する。試作を繰り返した結果、これまでのJust earの装着感や音質と変わらないものに仕上げられた。

新機種への質問だけでなく、既存のJust searユーザーからの要望も多く寄せられた。
新機種への質問だけでなく、既存のJust searユーザーからの要望も多く寄せられた。

    今回の最大の変更点ともいえる、「音質変更サービス」はJust earの商品購入後に、音質が変えられるというもの。音質コンサルティングをして自分好みの音質にしたい場合は、特定の日に、全国のソニーストアの店頭で、3名のJust ear音質調整コンサルタントのうち1名が、好みの音楽ジャンルや音質等を対面でヒアリングしながら調整する。1日で音質の相談から、受け渡しまでができるように目指している。
    プリセット音質(モニター/リスニング/クラブサウンドなど)への変更の場合は、郵送で自分のJust earを送ると、変更したい音質に調整されて戻ってくるというサービスだ。

    4つ目の「刻印サービス」は、購入時にJust earのプレート部分に好みの文字を刻印できるというもの(※アルファベット大文字/数字/指定記号24文字のみ)。会場からは、購入済みのJust earに刻印をしたいといった声や、これまで発売されたアーティストコラボモデルの音質にしたいといった要望や質問が集まった。

好みのアーティストにちなんだ言葉 を刻印できるようになったのはうれしい人も多いのでは。
好みのアーティストにちなんだ言葉を刻印できるようになったのはうれしい人も多いのでは。

    これらの新サービス実施や新機種発売の背景として、Just earを長期間使用するユーザーの要望や、音質が違う複数のモデルを持つユーザーの存在、ソニーとして顧客とのつながりを継続したい狙いがあったことが明かされた。
    さらに、松尾氏個人の想いとして、Just ear購入者が、好みの音楽をさらに追求したり、違うジャンルを聴き始めたりといった、ユーザーと音楽が今後どんな風に付き合っていくかを見守りたい気持ちが強かったという。



自作のヘッドホンやイヤホンのコンテストも!

    今回のヘッドフォン祭では、新しい試みとしてフォスター電機主催による、「イヤフォン/ヘッドフォン自作コンテスト」が開かれた。これは、音響機器・部品メーカーである、フォスター電機が今年の春から秋にかけて、コンテスト用に販売した部品を使って、イヤホンやヘッドホンを自作するというもの。
    会場では最終選考に残った作品や特別賞の作品が試聴でき、中には高校生が応募したヘッドホンも展示され、ユニークなデザインや、自作とは思えない高音質を楽しむお客さんが多かった。

予想以上の反響があり、世界中から135名、43個の完成品がフォスター電機に届けられた。一個ずつ音の特性を調べ、多くの社員が慎重に賞の選定をしたという。
予想以上の反響があり、世界中から135名、43個の完成品がフォスター電機に届けられた。一個ずつ音の特性を調べ、多くの社員が慎重に賞の選定をしたという。

高校生である、のんちゃそ氏製作の自作ヘッドホン「Doris」。見た目は手作り感にあふれるが、音質は良好。夏休みの宿題をないがしろにして作られたという。
高校生である、のんちゃそ氏製作の自作ヘッドホン「Doris」。見た目は手作り感にあふれるが、音質は良好。夏休みの宿題をないがしろにして作られたという。

それぞれの作品を試聴した来場者からの投票で会場賞が決められた。
それぞれの作品を試聴した来場者からの投票で会場賞が決められた。

    スマホの普及とともに毎日のように使われるようになったイヤホンやヘッドホン。「ヘッドフォン祭」では、たとえばイヤホンのイヤーチップの交換だけでも音質向上や、遮音性が高まることを知ることができ、少しのこだわりで、音楽のある暮らしがより面白くなることを体感できる。
    次回の「ヘッドフォン祭」は2020年4月25(土)、26日(日)の開催予定。ぜひ足を運んでみて欲しい。





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