苦手な上司とつきあうコツ 「4タイプ」に分けて攻略せよ!

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   上司といかにつきあっていくかは、サラリーマンの永遠のテーマだ。上司に気に入られれば大きな仕事をまかされ出世もしやすいが、嫌われるとその逆になる可能性が高い。上司とうまくつきあうコツはどこにあるのだろうか。

あなたの上司は「政治家タイプ」か「職人・教師タイプ」か?

「まず認識すべきなのは、上司も人間であるということ。聖人君子でもなければ、公明正大でもないということです」

   そう語るのは人材コンサルティング会社セレブレインの高城幸司社長。上司も人間である以上、友人や恋人と付き合うのと同じように、その人間性に合わせた対応が必要というわけだ。高城社長は2008年12月に出版した著書「仕事は上司との関係が9割!」のなかで、上司を次の4タイプに分け、それぞれのタイプに応じた対処法をとることをすすめている。

(1)権力権威主義の「政治家タイプ」
(2)理想主義の「芸術家・起業家タイプ」
(3)裏権威・裏権力主義の「評論家タイプ」
(4)規則・原則主義の「職人・教師タイプ」
「仕事は上司との関係が9割!」では、「上昇志向」と「チームワーク志向」という2つの基準で、上司を4つのタイプに分けている
「仕事は上司との関係が9割!」では、「上昇志向」と「チームワーク志向」という2つの基準で、上司を4つのタイプに分けている


   高城社長はリクルート出身。同社では営業マンとして活躍したあと、起業・独立の情報誌「アントレ」を創刊して編集長を務めた。そのような経験から次のように語る。

「これまでたくさんの上司を見てきましたが、上司の人間性を把握するには大きく分けて2つの基準でみていくといい、と気付きました。1つは、上昇志向が高いか低いか。もう1つは、チームワーク志向が高いか低いか、です」

   この2つの基準を使えば、上司を4タイプに分けることができる。つまり、「上昇志向が高くて、かつ、チームワーク志向も高い上司」は政治家タイプ、「上昇志向は高いが、チームワーク志向が低い上司」は芸術家・起業家タイプということになる。

   同様に、「上昇志向は低いが、チームワーク志向が高い上司」は評論家タイプ、「上昇志向が低く、チームワーク志向も低い上司」は職人・教師タイプに色分けされるというわけだ。

「敵か味方か」に分類するのが好きな「政治家タイプ」

「景気が悪化すると、これまで腫れ物に触るように接してきた上司が逆襲に転じる可能性がある」と言う高城幸司社長
「景気が悪化すると、これまで腫れ物に触るように接してきた上司が逆襲に転じる可能性がある」と言う高城幸司社長
「上司にはそれぞれカラーがあって、人によって目指すところが違います。その価値観の違いをうまくおさえて、それぞれの上司にあわせた対応をしていくのが、上司攻略のコツなのです」

   たとえば、上昇志向もチームワーク志向も高い「政治家タイプ」の上司は、自分が出世することを第一に考えているが、自分ひとりでは戦いに勝てないことを知っているため、集団で動こうとする。そのため、部下に対しても自分の管理下で働くことを求める傾向が強い。

   このタイプの上司は、常に自分を中心にして人間関係を「敵か味方か」に分類しているのが特徴だ。したがって、部下としてつきあうときの最重要ポイントは、「私はあなたの味方です」と最初にきちんとアピールすることだという。

「この手のタイプの上司は上昇志向が強いので、ダイナミックな仕事をまかせてくれるというプラス面があります。一方で嫉妬心が強く、部下に手柄を取られると怒るというマイナス面もあるので注意が必要です」

と高城社長はポイントを指摘する。高城社長自身は独立心旺盛な起業家タイプなので、本来は政治家タイプの上司とはうまくいかないそうだが、サラリーマン時代は上司の特徴をおさえて、うまくつきあっていたそうだ。

不況下では「上司との付き合い方」の重要性が高まる

   一方、「政治家タイプ」とは真逆なのが、上昇志向もチームワーク志向も低い「職人・教師タイプ」の上司だ。

   出世競争には参加しないで、コツコツと規則正しく仕事をすることを信条としているタイプ。会社から与えられた役割を忠実にこなすことを自分の使命としている。そのため、チームを大事にすることよりも、会社組織との約束事を守るほうが優先順位が高い。

「面白みがない人物ともいえますが、実はこのタイプの上司が世の中には一番多い。政治家タイプよりもはるかに多いといえますね」

と高城社長は言う。それだけに、この「職人・教師タイプ」とどう付き合うかがサラリーマンにとっては死活問題といえるが、ポイントは「その上司が何を大事にしているかを理解すること」だという。

   たとえば、経理部で書類の日付に細かい上司がいれば、日付だけはちゃんと入れるように注意する。このタイプの上司は自分が大事にしているルールさえ守ることができればそれでよくて、他のことには関心がないことが多い。したがって「上司が大事にしているルール」さえ気をつけていればあとはラク、というパターンが多いのだ。

   このように上司をタイプ分けして、合理的に上司とつきあっていくことを高城社長はすすめている。特に景気悪化で安易な転職が難しくなると予想されるこれからは、「今の職場で上司とうまくやっていくスキルがより重要になる」と説く。

「職場の中で自分がやりたいことを見つけるための最大のキーパーソンは上司です。上司という“ツール”をうまく使って、自分が活躍できるフィールドを広げていけるかどうかが“勝ち組”に入るための大きなポイントとなるでしょう」
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