2024年 4月 27日 (土)

<できコツ10>不景気だけど「ブランド品」を身に着けよう!

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   「100年に1度の不景気」と言われ、消費が伸びず、小売店では値下げ合戦が繰り広げられています。こんな時は節約しようと思うかもしれませんが、私はあえて、身の回りの持ち物を高級ブランド品で揃えてみることをおススメします。実際に使ってみると、売れている理由が分かるはずです。また、持っているだけで、いろいろなメリットが出てきます。

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使い込んでこそ品質の良さが分かるブランド品

お気に入りのバッグと一緒なら、辛い通勤も乗り切れます(野崎)
お気に入りのバッグと一緒なら、辛い通勤も乗り切れます(野崎)

   2009年1月6日の日本経済新聞に、高級ブランド品のレンタルが流行っているという記事がありました。「もう今年は…買わない!」という見出しに目が止まりました。「何種類ものブランドのバッグを持つ夢がかなう」と喜ぶ女性が多いようです。確かにレンタルは便利な仕組みですし、時代のニーズに合っています。

   しかし、私はあえて購入して所有することをおススメします。ただし「ブランド品なら何でもいい」と言っているわけではありませんし、借金してまで買うのはナンセンスです。自分なりのこだわりを持ち、自分に合ったモノを選んで欲しいのです。それが、あなたの個性につながります。

   ――と偉そうなことを言いましたが、私が5年ほど前、収入が少ないのにもかかわらず分不相応にヴィトンのバックを買ったのは、明らかにミーハー精神からでした。しかし、自分で所有してみて、初めてモノの違いが分かり、それからはよく手入れをして使い続けています。ブランド品は、使い込んでこそ品質が分かります。

   買うときは、別に新品でなくてもいいのです。今はブランド品をリサイクルする店もあり、新品に近いモノや状態が良いモノも、比較的安く買うことができるので、私はよく利用しています。

「このバッグに相応しい男になろう」と成長できる

   私は、ブランド品を実際に持つことで、いろいろなメリットがあると感じました。大きく分けると「持つと気分が良い」「できるヤツに見られる」「モノを見る目が養われる」という3つです。

   まず「持つと気分が良い」とは、優越感に浸れるということです。ただし、凡人は謙虚が大切なので、見せびらかすのはNGです。自分の中で「オレは定価20万円のバッグを持っている!」とテンションを上げる分には問題ありません。

   私は朝の満員電車が大嫌いで、毎朝不愉快な思いをしていました。そういうときは自分のバッグを眺めて「いいバッグだなあ。同年代で持っている人いないよなあ」と密かな優越感に浸っていました。これで辛い通勤を乗り切ることができるわけです。

   次に「できるヤツに見られる」とは、ブランド品の後光効果が利用できるということです。日本人はブランドに弱く、高級ブランド品を持っているだけで「いいモノ持ってるな。スゴイ人だ」と思う傾向があります。ある程度収入があり、しっかり働いている人とも見られ、信用を与えるようです。

   といっても、持ちモノばかり良くて持ち主がイマイチでは、かえって見かけ倒しの印象を相手に与えます。私は「このバッグに相応しい男になろう」と思って仕事に取り組んできました。バッグのおかげで、ずいぶん成長することができたのではないかと思います。凡人が高級ブランド品を持つ最大の意義は、ここにあると私は思います。

こだわりを持って誠実に仕事をする人を演出

   「モノを見る目が養われる」とは、できコツ8の「高級店」のランチに共通しますが、日常で良いモノに触れていると、モノを見る目が養われるということです。「なぜこの商品は良いのか」「なぜ売れているのか」「どこにブランドのこだわりがあるのか」「値段は妥当なのか」等に注目して見ていると、目が肥えてきます。おかげで私は買い物をしても失敗することが少なくなり、余計なモノを買うことが減りました。

   このように、ブランド品を持つということは、一種の「自己投資」でもあるのです。凡人こそ、少し背伸びをしてみても良いのではないでしょうか。1つ買って良さが分かると、次第に身の回りのモノをこだわって揃えるようになってきます。

   周囲から「なぜそんなにブランド品で揃えているの?」と言われたら、「良いものは長く使えるのでコストパフォーマンスが良いし、ブランドの歴史を調べて良いと思ったから」と伝えましょう。きっと「この人はこだわりを持って、誠実に仕事をしそうな人だ」と思われることでしょう。そして高級ブランド品が馴染むようになったら、それはあなたがいつのまにか成長した証になるのです。

野崎大輔

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野崎大輔(のざき・だいすけ)
フリーター、上場企業の人事部勤務などを経て、2008年8月独立。「企業を活性化させるチェンジ・エージェント」を掲げ、東京・四谷で人事コンサルタントとして活動中。野崎人事労務管理事務所代表、特定社会保険労務士。mixiでコミュニティ「できるヤツと思わせる20のコツ」を運営。09年4月からJ-CASTで「ヨソでは言えない社内トラブル」を共同執筆。
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