2024年 5月 8日 (水)

<できコツ18>クレーム電話対応はスキルアップの近道

人気店や企業から非公開の招待状をもらおう!レポハピ会員登録

先輩や上司の電話対応には「お宝」が埋まっている

   自分の手に負えないクレームは、先輩や上司に引き継いでもらいましょう。ただし、対応を脇で聞くことを忘れてはなりません。電話対応は経験値がモノを言うので、きっと勉強になります。そのときに耳にした言葉を手掛かりに、自分に関係ありそうなことを調べると、業務への興味や視野を広げることもできます。

   また、上司の電話対応は、いま部内で何が起こっているのか、新しい仕事の種はどこにあるのか、見つける手掛かりにもなります。これも私の経験ですが、あるプロジェクトについて、部長が他部署の部長と話しているのを耳にしました。近くでその応対を聞いていた私は、電話を切るタイミングを見計らって「その仕事、ぜひやらせてください」とお願いしました。

   誰が考えても面倒なことになりそうな仕事ではありましたが、関わってみれば予想通り良い経験となり、密かに自分にとっての金字塔となる仕事となりました。こういう経験は仕事に対する自信につながります。

   他人の電話対応を聞くことを「立ち聞きだ」と言ってしまえば、確かに品が良くない行為に思えますが、そういうところにも「新しい仕事の種」や「現状打破のキッカケ」が転がっている例として、参考にしてもらえればと思います。

野崎大輔

>>「できるヤツ」と思わせる20のコツ・記事一覧

野崎大輔(のざき・だいすけ)
フリーター、上場企業の人事部勤務などを経て、2008年8月独立。「企業を活性化させるチェンジ・エージェント」を掲げ、東京・四谷で人事コンサルタントとして活動中。野崎人事労務管理事務所代表、特定社会保険労務士。mixiでコミュニティ「できるヤツと思わせる20のコツ」を運営。09年4月からJ-CASTで「ヨソでは言えない社内トラブル」を共同執筆。
姉妹サイト

注目情報

PR
コラムざんまい
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中