駅探vs.ジョルダン 「乗り換え検索」使えるのはどっち?

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   仕事に役立つネットサービスというものを考えてみると、定番中の定番と言えるのが「路線・乗り換え」検索はではないだろうか。もう昔のように分厚い時刻表を買ったり、小さな路線図カードを眺めてルートを考えなくてよいのだ。井戸から汲んでいた水が、蛇口から出てくるような便利さだ。しかもパソコン向けのものは大抵無料なのである。

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ユーザビリティに優れた「駅探」、バス路線も検索できる「ジョルダン」

「ダイナミック路線図」が搭載された「駅探」
「ダイナミック路線図」が搭載された「駅探」

   異論もあるだろうが、こうしたネット上の乗換サービスサイトのなかでは、「駅探」「ジョルダン」が2大メジャーと呼べる存在だろう。なお、前者は「乗り換え案内」、後者は「乗換案内」と表記するのが紛らわしい。同じ「ノリカエ」について話していて、一人は駅探のことを言っていて、もう一人はジョルダンだった、なんてこともあったりする。

   基本的な機能はどちらもそう遜色ない。たとえば、どちらも地下鉄、JR、私鉄などの入り混じったルートを瞬時に検索できる。「有料特急」や「飛行機」を使った長距離の移動にも対応している。

   じゃあどっちでもいいじゃん、となりそうだが、細かく見ていくと性格の違いが感じられる。

バス路線が電車とあわせて検索できる「ジョルダン」
バス路線が電車とあわせて検索できる「ジョルダン」

   ビジュアル面、ユーザビリティでは、駅探のほうが優れている印象だ。検索結果の表示画面、駅出口の表示、乗るべき車両表示などがわかりやすい。基本画面には、自在にスクロールできる「ダイナミック路線図」が搭載され、路線図上で出発駅、目的駅を設定可能。ワンクリックで、出発駅から乗る電車を1本ずつ前後にずらしたりもできる。こうした機能はいつの間にか追加されていて、いまや至れり尽くせりの感がある。

   ジョルダンのほうは、やや質実剛健な印象だが、そのバックにある検索データにはパソコンソフト時代から続く老舗の信頼感があり、「バス」路線が電車とあわせて検索できるのは、駅探にはない機能だ。バスと電車の両方を使って移動するシチュエーションではこちらのほうが便利だろう。

モバイルでの競争も激化

   2メジャーは、モバイルの分野でも激しく競っている。最近は両者ともに「iPhone 3G/iPod touch」向けのアプリを投入した。駅探は350円と有料で、ジョルダンは無料となっている。パソコンではウェブベースで事足りるが、モバイル機ではアプリを利用した方が使いやすく、便利さを実感できるとの声もある。また、パソコンでは少々影の薄い「Yahoo!路線情報」も、モバイル版ではかなり有力な存在だ。

   定番中の定番サービスも、いつの間にか進化していたりするもの。たまにいろいろと比較して、「乗り換え」の研究をしてみると、思わぬ発見があるかもしれない。

虎古田

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虎古田(とらぶるた)
ネットバブル期にはIT・ネット企業を多数取材、専門誌等へ執筆。自身もネットサービスの制作に携わった経験を持つ。当時、ダメなサービスをも持ち上げてしまった反省から、現在はユーザー目線での正直な批評を心がけている。
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