2019年 11月 13日 (水)

「お局さん」が新人いじめ? 退職者続出

印刷
建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   自分の仕事をしながら、若手の指導もしなければならない中堅社員。苦労が多いもののやりがいのあるポジションだが、夢中で働いていると周囲から思わぬ評価を受けていることもある。ある会社では、新人が「お局さん」の指導に耐えかねて退職しているという。

>>ヨソでは言えない社内トラブル・記事一覧

「文句があるなら課長が指導して」

――サービス業の人事担当です。最近、営業部門の事務社員の離職率が高くなっています。特に、配属されたばかりの新入社員が会社に定着しなくて弱っています。昨年も女性ばかり4人ほど配属しましたが、半年で半分、1年経たずに全員が退職してしまいました。
   はじめのうちは「最近のゆとり世代は弱いなあ。もう少し我慢できないのか」などと思っていましたが、退職間近の新入社員から悲痛な相談メールが届き、現場で起きていることを知りました。
   それによると、退職者が相次いでいるのは、陰で「お局さん」と呼ばれる営業事務のAさんのせいだというのです。
   彼女は入社15年目のベテラン、若いころは男性上司に厳しく当たられ泣いてしまうような女性でしたが、仕事に慣れるにつれて自信をつけ、いまでは営業部にもっとも長く在籍して何かと頼られる社員となりました。
   役職にはついていませんが、営業事務の新入社員の育成を一手に引き受けており、その厳しさは他の部署の耳にも入っていました。
   ただ、相談メールによると、新人には指導というより「なんでそんなこともできないの?」「自覚が足りないんじゃないの?」といった否定的な罵声を浴びせているようにしか見えないようです。

「ちょっとしたミスなのに、1時間以上もネチネチと説教するんです。何であんな人を放置しておくのですか? 気分にまかせて怒っているとしか思えません」
   課長は、事務についてはAさんに任せっきり。電話をかけて様子を聞いてみると、確かに行き過ぎた指導が目につくこともあるとのこと。しかし、やんわりと注意しても、
「甘やかしたら、つけあがるだけです。文句があるなら課長が指導して下さい!」
と言い返してくる始末だとか。とは言っても、Aさんしか知らない仕事も多く、ご機嫌をとらなければ日々の仕事も回っていかないとのこと。こういうときは、どうしたらよいでしょうか――

尾崎 健一(おざき・けんいち)
臨床心理士、シニア産業カウンセラー。コンピュータ会社勤務後、早稲田大学大学院で臨床心理学を学ぶ。クリニックの心理相談室、外資系企業の人事部、EAP(従業員支援プログラム)会社勤務を経て2007年に独立。株式会社ライフワーク・ストレスアカデミーを設立し、メンタルヘルスの仕組みづくりや人事労務問題のコンサルティングを行っている。単著に『職場でうつの人と上手に接するヒント』(TAC出版)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。

野崎 大輔(のざき・だいすけ)

特定社会保険労務士、Hunt&Company社会保険労務士事務所代表。フリーター、上場企業の人事部勤務などを経て、2008年8月独立。企業の人事部を対象に「自分の頭で考え、モチベーションを高め、行動する」自律型人材の育成を支援し、社員が自発的に行動する組織作りに注力している。一方で労使トラブルの解決も行っている。単著に『できコツ 凡人ができるヤツと思い込まれる50の行動戦略』(講談社)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。
今すぐ無料会員に登録して、コメントを書き込もう!
モラル・ハラスメント―人を傷つけずにはいられない
モラル・ハラスメント―人を傷つけずにはいられないMarie‐France Hirigoyen

紀伊國屋書店 1999-12
売り上げランキング : 7793

おすすめ平均 star
star自己愛的な人間
starまずは自分を取り戻す為に
star被害経験者には是非読んでほしい

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
お知らせ

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中