2024年 4月 23日 (火)

「すでに6人辞めたよ」 今年の新入社員は期待できるか

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   7月も半ば。学生時代ならば、そろそろ夏休みだが、社会人ではそうはいかない。ようやくつかんだ就職先、新人は何とか頑張っているだろうか。J-CAST会社ウォッチ編集部が、ライブドアブログをはじめとするブログユーザーに「今年の新入社員、ちゃんと働いていますか?」と尋ねたところ、3日間で60人から書き込みが寄せられた。

「頑張ってる。働いていないのはバブル入社」

   ちまたでは「ゆとり世代」などと揶揄されている今年の新人だが、評判は意外と悪くない。まずは「うちの新入社員はがんばっていますよ」という書き込みから。

「男女合わせて13人入ってきました。ちゃんと働いてますよ」(まさゆきの日記
「なかなか鍛え甲斐ある女子で満足です」(アラフォーOLの戦い!

   すでに、先輩が指示をしなくても仕事をこなしたり、気を利かせて事務所の掃除を率先して引き受けたりする、かなりデキた新人さんもいるそうだ。

「遅刻が多いのが気になりますけれども。まぁーこれは、徐々に直してもらうしかないかなぁ」(ojizounewsのブログ

   素直でまじめ。あいさつもきちんとする新入社員の前では、先輩たちのだらしなさが目立ってしまう。

「ちゃんと働いてないのは、むしろ中途半端なわたしたちの年齢。バブル時代に就職した同年代の仲間って、欠勤も愚痴も多いし、おしゃべりも多い」(naonao365のブログ

   それでも、やっぱり「最近の若い人たちは」と言いたくなることもある。

「みんな、覇気がないのよね~。楽しそうじゃないっていうか、目が死んでるっていうか。・・・反対に、どうしておばちゃんたちって、あんなに楽しそうなのかしらん?」(あこ。のまいにち。

   入社したばかりなのだから、何かと緊張していたり、できないことがあったりするのは当たり前。もしかすると、バブル入社のおばちゃんたちの愚痴やおしゃべりにウンザリしているのかもしれない。

自己主張は「改革のきっかけ」か「ワガママ」か

   一方、入社まもなく「2か月で1名辞めました」「4人いましたが、すでに2人ほど辞めましたね」「今年は20人入ったけど、すでに6人辞めたよ」という会社もあるという。

   社会人の先輩から見ると、こういう新人たちには苦言を呈したくなるようだ。

「仕事は全てが楽しいものではなく、つらい中に幸せや、やり甲斐、達成感、存在価値を見出していくもの。始めは忍耐のみです」(がら+ネイル
「君たちの親の代から日本は豊かになり、あなた方の親たちもその恩恵をこうむって好きなことが出来たはず・・・親が甘やかした君たちは、その親を乗り越える道を歩め!」(そりゃ、ないっしょ

   親の甘やかしについて、ネット上には「うちの新人も今月で辞めた。笑ったのが、本人じゃなくて母親が辞表を持って来た事」という書き込みも見られる。

   また、自分の意見をはっきりと言う新人に、「社会人の自覚」を求める声も。

「しっかりと自己主張が出来ます。しかし、そのほとんどが『自分の権利主張』。仕事は出来るが、大人としての自覚が無い・・・規則無視なので、本人の自己評価は高くても、会社の評価は低い」(anzen_proのブログ

   「そんなやり方、バカバカしいですよ」という若者の声は、改革のきっかけとなり、組織に風穴を開ける可能性もあるが、対案に実現性がなければ、ただの子どもっぽいワガママとなる。

   とはいえ、会社の将来を背負っていくのは新人だ。先輩や上司は、未知の可能性を拓くために適切な機会を与えてあげるべきだろう。その思いが、新人に伝わるとよいのだが。

「先輩のアドバイスには、とりあえず耳を傾け、『そんなこと・・・やって、どうなるか』と考える前に、やってみましょう。その先の姿は、先輩にも、あなた自身にも、分かるようで分からないのです」(旦那様はメンター
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