「増税を機に禁煙」失敗6割 「成功者をほめよう」の声

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   2010年10月の「たばこ税増税」を機に禁煙に挑戦した人のうち、1カ月半後の時点で再び喫煙を始めた人が57%にのぼったという調査結果が発表された。禁煙の難しさを感じさせる結果だが、「43%も成功したなら素晴らしい」という見方もある。

「禁煙うつ」が疑われたら専門医に相談を

禁煙の成否は意思の強さによるものだけではない
禁煙の成否は意思の強さによるものだけではない

   2010年8月時点で喫煙していた男女316人を対象とした、ジョンソン・エンド・ジョンソンの継続調査。増税前の調査では「禁煙にチャレンジする」と回答した人は全体の6割弱(183人)で、このうち半数強(97人)が「禁煙に成功する自信がある」と答えていた。

   しかし、増税後に実際に禁煙を試みた人は、全体の4割未満(114人)。このうち、増税1カ月半を経過した時点で禁煙を続けていると答えた人は4割強(49人)にとどまった。残りの6割近くは「禁煙に失敗した」ことになる。

   ただし、失敗した人の8割は「(2010-11年の)年末年始に再チャレンジしたい」と答えており、禁煙に対して強い希望を持っている人は多い。

   この結果に対し、ネット上には「本当に意思弱いな」「中毒だし」と、決意しながら挑戦できなかった人や、失敗した人を揶揄する書き込みが見られる。

   その一方で、

「4割以上が継続中!素晴らしい」
「やればできるじゃん」

と、禁煙を成功させた人をほめるべきという声もある。

   禁煙を試みて、翌日から一切吸わない人もいれば、「禁煙なんて簡単だろ。俺なんてもう5回は成功してる」など、いつまでもやめられない人もいる。なぜ禁煙は難しいのか。

   禁煙に関するブログで気になるのは、禁煙中に憂鬱な気分になったという書き込みが見られることだ。本数を減らすことによるニコチンの禁断症状にとどまらず、強い不安や抑うつ症状が出ると訴え、「禁煙うつ」という言葉を使う人もいる。

   禁煙によるニコチンの離脱がうつ病を誘発するという説もあるようだが、その一方で、禁煙に成功している間は症状が改善するという実験結果も見られる。

   喫煙とメンタルヘルスの因果関係については諸説あるが、禁煙や喫煙再開によって気分が不安定になったら、ためらわずに心療内科などの専門医に相談した方がよさそうだ。喫煙歴が長い人が禁煙を試みるときには、最初から病院の禁煙外来を受診するもの手かもしれない。

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