2020年 2月 20日 (木)

もしかして「入社ブルー」? 新人が入社式に出てこられない

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   長期にわたる就職活動を終えて、ようやく就職にこぎつけた卒業生が、入社前に体調を壊すケースがあるようだ。精神的、肉体的な疲労が溜まっているのだろう。

   ある会社では、新入社員から「入社を2~3週間伸ばして欲しい」と連絡があり、担当者が対応に頭を悩ませている。

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「え、あの明るく活動的なA君が?」

――中堅メーカーの総務です。今年の春、2年ぶりに新卒を3人採用しました。一時は業績が悪く、学生からの問い合わせは多かったものの、採用には至りませんでした。
   しかし昨年出した新製品の売れ行きが好調なので、数年後の定年退職者の補充を見越して、選りすぐりで採用を決めました。
   ところが入社式を前にして、入社予定のA君の母親から連絡がありました。体調を崩してしまったので、出社を4月後半まで伸ばして欲しいとのことです。
   詳しく聞くと、実は心療内科で「抑うつ状態」と診断され、医師の勧めで薬を飲みながら自宅で安静にしているとのこと。面接での明るく活動的な印象があったので、「え、あのA君が?」と驚いてしまいました。
   配属先の営業部長に知らせると、

「この仕事は健康じゃなきゃ困るな。とりあえず今の仕事は回ってるし、来年また別の人を寄こしてくれないか?」
とのこと。要するに「配属には及ばない」という意味のようです。
   とりあえず社長に報告して、指示を仰ぎたいと思いますが、担当としてどういうことを踏まえておけばよいものでしょうか。「あの会社は不当な内定取り消しをした」とか悪い評判を立てられるのは、来年以降の採用活動を考えると避けたいのですが――

尾崎 健一(おざき・けんいち)
臨床心理士、シニア産業カウンセラー。コンピュータ会社勤務後、早稲田大学大学院で臨床心理学を学ぶ。クリニックの心理相談室、外資系企業の人事部、EAP(従業員支援プログラム)会社勤務を経て2007年に独立。株式会社ライフワーク・ストレスアカデミーを設立し、メンタルヘルスの仕組みづくりや人事労務問題のコンサルティングを行っている。単著に『職場でうつの人と上手に接するヒント』(TAC出版)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。

野崎 大輔(のざき・だいすけ)

特定社会保険労務士、Hunt&Company社会保険労務士事務所代表。フリーター、上場企業の人事部勤務などを経て、2008年8月独立。企業の人事部を対象に「自分の頭で考え、モチベーションを高め、行動する」自律型人材の育成を支援し、社員が自発的に行動する組織作りに注力している。一方で労使トラブルの解決も行っている。単著に『できコツ 凡人ができるヤツと思い込まれる50の行動戦略』(講談社)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。
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