2020年 1月 20日 (月)

起業すると「風邪を引かなくなる」のはなぜか

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   先日、「週末起業フォーラム」を主催する藤井孝一さんと対談をしました。私は大前研一さんが主宰する教育プログラム「ビジネスブレイクスルー」で月に1回、USTREAM生放送の特別番組のキャスターをしています。藤井さんには、そのゲストにおいでいただいたのです。

   お話しいただいたのは、「会社では教えてくれないビジネススキル」と「週末起業家」について。メディアで取り上げられる機会はあまり多くないのですが、週末に起業している人は、思ったよりたくさんいるようなのです。

自分でリスクを取って働く人はいきいきしている

   週末起業家とは、会社を辞めずに起業願望を充足させる手法です。副収入を確保し、キャリアのリスク分散を可能にするほか、自分の趣味をいかした活動をすることでリフレッシュし、充実した週末を過ごしたいという願望もかなえられます。

   週末起業家たちが行なっているビジネスの一例をあげると、

ウェブ制作の代行、オリジナル英語教材の作成、鉄道模型の仕入・販売、夜景評論家、手作り屋台でたいやきの販売、バーベキューの出張調理代行、パーソナルトレーナー、ラーメン店オーナー、ダイビングツアーの企画・実行、釣り教室の開催、バドミントンのインストラクター、女性用の靴のお取り寄せ販売、文房具コンサルタント…

などなど。週末起業を軌道に乗せて、独立開業した人もたくさんいるそうです。藤井さんは、何をするか迷っている人に対し、決断するポイントとして「好きなことと儲けることの両立」を目指し、

「寝ずにできること、長く続けられることを、どうやったらお金にできるか」

と考えることを勧めています。「何が儲かるかを考えて、それを好きになろうとする」という順番ではないのが、通常のビジネスとは違う発想なのかもしれません。

   とはいえ、始めたビジネスで月商を稼ぎ出し、収入を高めるには大きな苦労もあります。日常の仕事以上にきめ細かく、時間をかけた仕事が発生したりすることも。ところが、こうした努力が意外とへっちゃらだったりするから不思議なものです。

   私もリクルートを辞めて独立し、藤井さんも週末起業コンサルタントとして独立したわけですが、ひとつ共通することがありました。それは、独立して「風邪を引かなくなった」ということです。週末起業を果たした人からも「非常に体調がよくなった」という声が聞かれるのだそうです。

   もちろん、気が張り詰めているから、という面もあるのでしょうが、それよりも

「嫌なストレスが溜まることから解放されている」 「自分の好きなことをしている」

ということが大きいのでしょう。週末起業をする人も、会社にいて不本意なことをするストレスがなくなり、自分でリスクを取りライフプランを立てて好きな事をしているので、いきいきとした人が多いそうです。

   もっとも、会社勤めをしている人たちからは、「土曜も日曜も働いて気の毒だ」と言われることもあります。しかし、「仕事は嫌なもの」と決めつけて、好きなことを気が済むまでしたことのない人には分からない楽しみというものがあるのです。

高城幸司(たかぎ・こうじ)
1964年生まれ。リクルートに入社し、通信・ネット関連の営業で6年間トップセールス賞を受賞。その後、日本初の独立起業専門誌「アントレ」を創刊、編集長を務める。2005年に「マネジメント強化を支援する企業」セレブレインの代表取締役社長に就任。近著に『ダメ部下を再生させる上司の技術』(マガジンハウス)、『稼げる人、稼げない人』(PHP新書)。「高城幸司の社長ブログ」
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