2019年 11月 21日 (木)

頭のいいヤツに囲まれながら「根拠のない自信」をつける方法 
中川淳一郎×常見陽平対談(上)

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   東日本大震災を契機に、ツイッターなどソーシャルメディアにおける情報流通が爆発的に増え、20代、30代の発言が目についた2011年。中でも大企業や大学などのしがらみを離れ、個人の意見を鋭く発信しているのが1970年代前半生まれの世代だ。

   彼らはこの時代に、どんなスタンスで向き合っているのか。ネットニュース編集者の中川淳一郎氏(1973年生まれ)と、人材コンサルタント常見陽平氏(1974年生まれ)に意見を交わしてもらった。なお2人は一橋大学の同級生で、ともに同大プロレス研究会のメンバーとして活躍したが、卒業時に想定外の「就職氷河期(第一次)」に当たって大苦戦し、数々の苦汁をなめた経験を持つ。

ココロは「ゲーム好きな少年」のまま?

中川淳一郎氏(ネットニュース編集者)
中川淳一郎氏(ネットニュース編集者)

常見 今年は同世代の「論客」が、表舞台に出てきた年だったよね。津田大介さんや城繁幸さん、『ラーメンと愛国』の速水健朗さんが1973年生まれ、学年がひとつ上の山本一郎さんも早生まれの73年。もう少し広く取ると、上は『一般意志2.0』の東浩紀さんの71年から、下は雨宮処凛さん、コンデナスト・デジタルの田端信太郎さんの75年くらいまで、みんなネットで自由に発言してる。で、冷静に考えると、僕らもうアラフォーなんだよね。

中川 そうだよ、おっさんだよ。太平洋戦争の開戦時、真珠湾攻撃の総隊長だった淵田美津雄は39歳だったし、秋山真之が日露戦争で活躍したのも36とか37。彼らと比べると、オレら若いつもりというより幼稚な感じもするけどね。以前、津田さんが家に遊びに来たとき、何をしたかというと、一緒に「スト2」とか「ファミスタ」とか(のゲームを)やってたんだよ。1986年に発売されて、大介少年や淳一郎少年が夢中でやってたものを、25年経ってもまだやってる(笑)。

常見 そういう子どもっぽいところが、あんまり権威にとらわれず自由に発言している理由なのかもしれないね。就職氷河期を経験した「ロスジェネ世代」で、苦労して就職したのに辞めちゃうし。まあ、会社というステージで自由に活躍するのもいいけど、でも安易に会社に人生預けるなってことだよ。

中川 国にも会社にも頼れない。個人の力だけが頼り、としか思ってないから。オレは選挙にも行かないし、何があろうと世の中の波に乗って生き抜いてやろうとしか考えていない。社会がこうあるべきとか関係ない。ただ、他人をダシにして「こうすべきだ」とか言って儲けているヤツがいると、それってどうなの? と言いたくなる。他人に「フリーはいいよ」とか「起業しなよ」なんて言いたくもない。他人の人生の方向性を示すなんておこがましい。聞かれたらとりあえずネガティブなことだけ言う。どうせ聞いてる時点でそいつはその方向へ行こうと腹くくっているはずだから、リスクを伝えた方がいい。

常見 そう、自分の人生は自分で決めろ、と。実際、フリーも起業も大変だからね。楽しいけど、皆が思うほど甘くない。ちなみに僕は選挙には必ず行くし、自分の世代の問題を考えるのと一緒に、次世代のことも考えようと思ってるけどね、それは大学で講師をしているからかもしれないけど。勤め先も特にタブーはないけど、あるとすれば奥さんから「そんなこと言ったら、次の仕事取れなくなるよ」と釘を刺されることくらいかな(笑)。

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