2024年 4月 26日 (金)

エントリーシートなしでも面接に進める リクルートの「就職Shop」

中小企業の求人倍率は大企業の5倍以上

   就職Shop推進部部長の木村樹紀氏は、就活に行き詰る人には「相談できる人がいない」という特徴があるという。書類選考や面接で一度失敗してしまうと、そこで大きく挫折してしまい、就活が停滞してしまう人が多い。

   しかし「相談できる人」がいれば、自分だけでは気づかなかったアドバイスをもらえたり、励まされ、再び動き始めることができる。

「内定獲得には、求人倍率が高すぎない会社を探したり、応募数を増やしたりする工夫がポイントになります。また、受ける会社のことを知ろうとする努力も大事です。そして『動き続けること』。応募すれば必ず結果は出ます。失敗することも多いですが、就活し続ければいつか、自分と合う企業と出会えるでしょう。そのために『就職Shop』のキャリアコーディネーターを十分活用してください」(木村氏)

   「就職Shop」で扱われているのは、従業員300人未満の中小企業が中心で、首都圏および大阪周辺の企業がほとんどだ。2006年4月の営業開始から累積で参加企業は4768社、利用者数は6万8518人にのぼる。(2013年1月末時点)

   『第29回ワークス大卒求人倍率調査(2013年卒)』によると、従業員300人未満の中小企業の大卒求人倍率は、2012年3月卒で3.35倍。2010年3月卒の8.43倍と比べると大幅に下がっているものの、従業員1000人以上の大企業の0.65倍と比べるとかなり高い。

   中小企業としても、自社の力だけで有力な求職者を集めることは簡単ではない。数少ない求職者から選考するよりも、「就職Shop」に集まった人の中から紹介してもらった方が有意義な「出会い」が増えるのではないだろうか。

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