2019年 10月 20日 (日)

新卒でチャンス逃した人の「再出発の場所」になる海外アジア就職

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   「海外に行こうが日本に行こうが、無条件の安定はない」「海外に行っても必ずしも成功するわけではない」といったことを何度か書いてきました。

   では、アジア海外就職の魅力って、なんなのでしょう? 私は、アジア海外就職は「多くの日本人が挑戦できる選択肢であること」が最大の魅力だと思います。

   例えば、東大の工学部で電気工学を学び、英語で論文を書き、国際的に評価を受けている人がいたとしましょう。彼の卒業後の選択肢は非常にたくさんあります。

   技術者として、パナソニックなどの日系の大企業で働くもよし、サムソンなどのグローバル企業で働くもよし、シリコンバレーの電気自動車ベンチャーで働くもよし。大学で研究者になることも、自分で起業をするという選択肢もあります。

多くの人に挑戦の機会が開かれているのが魅力

アジアで探せば道は開ける!…かもしれません(写真はロンドン)
アジアで探せば道は開ける!…かもしれません(写真はロンドン)

   これに対して、そこそこの大学の文系学部を卒業した人は、新卒で「日本の就活」をする以外は難しそうです。なんとか就職し、日本企業のジョブローテーションで営業と総務と貿易事務を2年ずつ計6年ほどやったとしても、どこかの部門で突出した成績を残していない限り、その後の転職先は多くないでしょう。

   このように、市場価値の高い分野で優れた実績があれば職業の選択肢は増え、逆にそれがなければ歳をとるにつれ選択肢は減っていきます。

   特に日本では新卒一括採用を重視するので、大卒時の選択肢が一番多かった人もいるはずです。さらに、正社員重視の慣例があるので、スキルがそこそこあっても非正規雇用から正社員への道はさらに狭くなってしまいます。

   これらのキャリアパスに比べ、アジア海外就職は比較的多くの人に開かれた選択肢です。学歴に関しては(シンガポール以外では)大学を卒業していれば、どの大学を出たかに関してさほど重視されません。

   職歴も、現地で需要が高い専門分野があれば圧倒的に有利ですが、1~2年の経験でも評価してくれる会社があります。正社員や派遣社員は関係なく「何をやってきて、何ができるのか」をきちんと見てくれる会社も多いです。

   成長市場なので、専門性を磨きたいという意思や適性があれば経験を積む機会を与えられることも多く、帰国後も「海外経験者」として需要に応えることができます。

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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