2019年 8月 19日 (月)

取引先がエンジニアの服装にクレーム 「あんなだらしない格好のスタッフを寄こして…」

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   これから夏にかけて、職場ではさまざまな形で「軽装」が進むと予想される。昨今は節電を兼ねて、室温が摂氏28度でも快適に過ごせる「スーパークールビズ」を推進しようという動きもある。

   社内にいる分には、どんな格好でも問題ないといえばないが、社外の人と合う場合には、そうはいかない。ある会社では、商談に同席したエンジニアの服装を取引先が問題視し、クレームが入ってしまった。総務の担当者は、このまま放置しておいてよいものかと頭を悩ませている。

社員は「でも自由って言ってたじゃん」

――アプリ開発会社の総務です。最近、仕事の引き合いが多く、売上も従業員も急増しています。それに伴い、取引先からのクレームも色々と目立ってきました。

   元々創業者の仲間うちで始めた会社なので、最低限のルールしかなく、自由な雰囲気でやってきました。あらかじめルールを決めるより、何か問題が起きてから対処するスタイルです。

   しかし先日、取引先から受けたクレームには、どう対応すべきか考え込んでいます。営業に同行した開発担当のエンジニアの服装が、あまりにラフだということで、取引先の役員から弊社役員に連絡があったのです。

「御社は大事な商談に、あんなだらしない格好のスタッフを寄こして、どういうつもりなのですか。ちょっと常識を疑いますよ」

   クレームを受けた役員が「やっぱりドレスコードをちゃんと決めた方がいいのかなあ」というので、イントラネットで意見を集めてみたところ、思いのほか拒否反応が多いことが分かりました。

「入社したときは、服装自由って言ってたじゃないですか」
「雇用契約書にも、確かそう書いてあったはずです」

   とはいえ、会社をこれから大きくしていくのであれば、やはり自由放任では危ない気がします。「客先にはアロハとサンダルで行かないこと」などのルールを設けて、社員に従わせることはできるのでしょうか。

尾崎 健一(おざき・けんいち)
臨床心理士、シニア産業カウンセラー。コンピュータ会社勤務後、早稲田大学大学院で臨床心理学を学ぶ。クリニックの心理相談室、外資系企業の人事部、EAP(従業員支援プログラム)会社勤務を経て2007年に独立。株式会社ライフワーク・ストレスアカデミーを設立し、メンタルヘルスの仕組みづくりや人事労務問題のコンサルティングを行っている。単著に『職場でうつの人と上手に接するヒント』(TAC出版)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。

野崎 大輔(のざき・だいすけ)

特定社会保険労務士、Hunt&Company社会保険労務士事務所代表。フリーター、上場企業の人事部勤務などを経て、2008年8月独立。企業の人事部を対象に「自分の頭で考え、モチベーションを高め、行動する」自律型人材の育成を支援し、社員が自発的に行動する組織作りに注力している。一方で労使トラブルの解決も行っている。単著に『できコツ 凡人ができるヤツと思い込まれる50の行動戦略』(講談社)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。
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