2020年 11月 30日 (月)

「若者は月収15万円で十分」に賛同? ワタミ会長ツイッター発言の真意

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   飲食店チェーン・ワタミグループ会長の渡邉美樹氏がツイッターとフェイスブックに書き込んだ内容が、ちょっとした議論となっている。「若者は月収15万円で十分」と解される記述に、「安月給を容認するのか」と反発が出たのだ。

   インターネット上で頻繁に「ブラック企業」の批判を受ける渡邉氏。業を煮やしたのかついにブログで反論したが、こちらも少々「勇み足」となった。

「月15万円に満たない現状を嘆いている」とも読めるが…

「月15万でいいならウチで雇ってもいいか」とつい本音が出てしまったのか
「月15万でいいならウチで雇ってもいいか」とつい本音が出てしまったのか

   渡邉氏は2013年6月1日に高知県を訪れ、カツオで有名な久礼大正町市場に足を運んだ。フェイスブックには、魚市場で働く男性と立ち話をする写真が公開され、鮮魚店社長との会話が記されている。

「『若い人たちが漁業で働ける環境をつくりたい。月15万円の収入があれば十分』と言う」

   この発言は文脈上、鮮魚店社長のものの可能性が高い。これに対して渡邉氏は、「日本の漁業平均年齢は、もうすぐ70才へ…。若い人たちが夢を持って働ける職場にしなくては…と思います」と感想を述べた。

   この記述に、ネットで一部の人が敏感に反応した。渡邉氏が「月収15万円で十分」に賛同したと受け取られたからだ。「月15万円で将来の夢が持てるのか」「食べていくのが精いっぱい」との批判もあり、「自分で実践してみたらどうか」「どうせ15万でこきつかうつもりだろう」という意見も見られた。

   掲載文だけでは、渡邉氏が月収15万円を肯定しているとは言い切れない。表現としては不自然ではあるが、月15万円に満たない現状を嘆き、後段にある「若者にとって夢を持てる職場」への希望を強調したかった可能性もないわけではない。

   それでもネット上でこのようは反発がすぐに出たのは、これまで渡邉氏のワタミグループが「ブラック企業」とみなされてきたからだろう。ワタミ子会社が被災地にコールセンターを開設した際、岩手県の最低賃金で募集していたことから「安月給」を容認するイメージがある。

   2012年には従業員の自殺が労災認定され、一部店舗では不適切な時間外労働が取りざたされた。同年7月には、弁護士や大学教授、ジャーナリストらが構成する企画委員会が選ぶ「ブラック企業大賞」、でウェブ投票による「市民賞」に選ばれている。得票数のほぼ半数に達する「支持率」を得てしまったのだ。

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